大切なペットとの別れを経験したあなたへ
ペットロスとは
私たちは、誰かを喪ったとき「人生最大のストレス」を感じるといわれています
また、それは「人」にかぎらず「ペット」であっても同様です
別れに反応し、悲しみや苦しみを覚えるのは自然で正常な反応です
この反応を、ペットロスと呼んでいます
ペットロスにおける心身の反応
ペットロスになると、心の不調だけでなく身体的にも変化が起こることがあります
食欲不振、不眠、吐き気、すぐに涙が出る、難聴、全身倦怠感等、症状が長期にわたる、次第に重くなる場合は病院やカウンセリングをお勧めします
ペットロスにおける悲しみの段階
死別における、悲嘆の段階は人との別れと大きく変わることはありません
悲しみを乗り越えるには、大きく5段階あるといわれています
1 否認
うちの子が死んでしまったことを、受け入れられない
帰ってくるのではないか、と待っている
2 怒り
なぜ「うちの子」がしんでしまったのか
自身を責める
病院、ほかの家族のケアが悪かったから等と
「誰か」「何か」のせい にして
自身や周囲に対して、怒りの感情をぶつけたり抱え込んだりする
3 取引
目に見えない存在にお願いをする
「生き返りますように」「死んだあの子と話せますように」
奇跡や占い、チャネリングなど霊媒的な存在に願をかける
4 抑うつ
奇跡が起こらず、帰ってこない現状に落ち込んだ気持ちになる
絶望し、希死念慮を抱く場合もある
5 受容
悲しみは感じつつも、幸せな時間や天国での幸せを想う
供養をすること自体を受け入れることができるようになる
日常生活に少しずつ戻っていく段階
悲しみにどう向き合ったらいいのか
必ずしも、この通りではないと思います
段階を一つ一つ踏むのではなく、行きつ戻りつする方
段階を飛ばしていかれる方もいらっしゃるかと思います
必要な期間、時期も個人差が大きく周囲が悪気なく比べて悲しみの深さや心の温かさを決めつけてくることもあるかもしれません
大切なのは、あなたが大切なあの子との思い出を大切にしながら
それでも幸せに生きていけることです
いま、この記事を読んでくださっている方は、落ち込んでいらっしゃる方も多いのではないかと思います
悲しみの段階を、順に踏めていなくても大丈夫です
落ち着いたとしても、また腹が立つこともあるのではないでしょうか
では、私たちはどのように対応したらよいのでしょうか
アメリカでは80年代から学術論文が発表されるなどされ、相談窓口も日本より多くあるようです
しかし、誰かに気持ちを気兼ねなく聞いてもらえることで落ち着いてゆくプロセスは、国の東西を問わず
人として変わらないのではないでしょうか
今は、ペット葬祭
ペット用の仏壇、骨壺やメモリアルボード制作等様々なサービスがあります
何から手をつけたらいいのかわからない
一人で向き合うのが辛い
共有できる人がいない
そんな時に、私たちがいます
しちならべでは、ペットロスにおける辛いお気持ちの傾聴
思い出を整理していくプロセスのお手伝いもさせていただきます