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「札幌大学での学びを通し、沖縄を見つめなおすことができた」“国内留学”生に聞くサツダイライフ

沖縄大学経法商学部経法商学科3年の當山千夏さんは、沖縄大学から単位互換協定に基づき本学に派遣され、令和5年4月から8月までの期間を札幌大学で過ごしました。

札幌大学では、沖縄大学・京都精華大学・立正大学・和光大学・育英館大学・鹿児島国際大学・大東文化大学の 7大学と単位互換協定を締結しています。
◆参考記事
単位互換制度で鹿児島国際大学へ「国内留学」中の金田さんからメッセージが届きました
学長との懇談会「ようこそ、学長室へ!」を開催しました(當山さん、金田さんが出席されています)

この度、札幌大学での滞在期間を終えた當山さんにインタビューし、本学を選択した理由や学んだ感想、今後の抱負などを伺いました。


沖縄大学の国内派遣留学制度に申し込んだ理由を教えてください

▲沖縄大学経法商学部経法商学科3年の當山千夏さん

一番の理由は、沖縄ではない場所に住んでみたいという気持ちがあったことです。

北海道は(大きさは違いますが)沖縄と同じ島国で、観光地であることや独自の文化と歴史があることなどが沖縄と似ています。北海道に来ることで、今まで気づかなかった沖縄の強みと弱みを再発見したいと思い、派遣先として札幌大学を選びました。

札幌大学ではどのような科目を履修しましたか?

アイヌ文化に関する科目は絶対取りたいと思い、「アイヌ文化論」を履修しました。担当教員の本田優子教授の著書も読み「こんな素晴らしい先生から学べるんだ」と驚きました。本田先生だけでなく、札幌大学は全体的に教員がとても豪華!「業界事情A」では、さまざまな企業の方が講師として教えに来て下さるのですが、セイコーマートの代表取締役の方が来られた回もありました。普段なかなかお会いする機会がない方々からお話を聞けたことは貴重な経験になりました。

観光に興味があるので、北海道観光関連の授業も取ろうと思っていました。中でも「アウトドアガイド」の授業が印象に残っています。沖縄の観光においては「遊び」の要素が重要視される印象がありますが、北海道では「アウトドアツーリズム」という言葉があるように、自然体験そのものを観光の売りとして打ち出しているということが分かりました。沖縄でもそのようなサービスを提供することができれば、また新しい分野の観光産業を作ることができるのではないかと思いました。

角田美知江先生のマーケティングゼミの活動にも参加しました。角田先生のゼミでは、イベントなどに参加することが多いこともあり、ゼミ生同士の仲が良く、みんなが自分の意見を言える雰囲気があり居心地が良かったです。

札幌での滞在は楽しく過ごせましたか?

初めての一人暮らしだったので、最初の三日間は寂しくて(沖縄に)帰りたいと思っていました。しかし、ゼミが始まり友達ができてからは、たくさん遊びにも行きましたし、寂しさは全く感じなくなりました!自由を謳歌しました(笑)。

札幌市内や小樽、旭川、富良野などにも行きました。厚田の「カシオペアの丘」というところにも友達に連れて行ってもらいました。北海道はとにかく移動時間が長いですね。終わらない直線道路を見て「北海道って広いんだな」と思いました。

今回は春から夏にかけての滞在でしたが、一度は冬の北海道も体験してみたいです。

沖縄と札幌、暮らしの中で感じた違いは?

札幌は街の真ん中に豊平川が流れていて、天神山などの山も身近にあります。大通公園や中島公園などの大きな公園もあり、「自然が近い」と思いました。

バスが時間通り来るということも良いなと思います。遅れても2分くらい。沖縄では、始発でも5分遅れたりします。とくに国際通りを通るバスなどは15分や20分の遅れは当たり前。札幌はそれがなくてうらやましいです。

今後の抱負をお聞かせください

沖縄に帰ると、すぐにインターンシップが始まります。観光系の団体に希望を出しているので、そこで沖縄観光をどのようにPRしているのかを知りたいです。また、改めて沖縄県民として地元である沖縄の歴史をもっと学びたいと感じました。これまでも沖縄の歴史は学んできましたが、今回沖縄の外に出てみて「自分には人に伝えられるほどの知識が身に付いていない」ということに気づかされました。

札幌大学での学びを通し、沖縄を見つめなおすことができました。これからもさまざまな場所を訪れる体験を重ねていきたいです。

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