【人気の万能レンズ】SEL24105G【最初の1本にオススメ】

こんにちは、フォトグラファーのSATです。

この番組では皆様の写真ライフが楽しくなるような話題を取り上げています。

今回はSONY純正の大人気標準ズームレンズ『SEL24105G』をオススメする理由についてお話したいと思います。

スバリ、オススメの理由はコスパと汎用性の高さです。105mmまで使えるというのもミソですね。

では、さっそく。

結論

はじめに結論を申し上げると

このレンズをオススメする理由はつぎの6つです。

1.幅広いズーム域(24-105mm)

2.AFが速くて静か

3.被写体に寄れる

4.解像力が高い

5.動画撮影も視野に入れて設計されている

6.明るさはf/4通しでそこそこ明るい

でも弱点もあって、

1.ボケはあまり期待できない

2.それなりにデカイ

ということで、詳しくみていきましょう!

幅広いズーム域故に汎用性が高い

広角端24mmから望遠端105mmまで使えるので大抵のものは写せてしまいます。それこそ、日常のスナップ撮影から風景や夜景の撮影、はては動物園での動物撮影までと、ほぼ何でも撮れてしまいます。

とくに同じ場所で同じ被写体を撮影するときにも24mm、35mm、50mm、75mm、105mmとパースの付き方や圧縮効果の差で構図にバリエーションができるので使っていて楽しいです。そのため、バイク撮影にはかなり適していると感じました。

ですので、初めての場所で撮影するときにはこのレンズを選ぶことが多いです。撮りこぼしがないですからね。

ただ、このレンズでも撮れない被写体があって、それは小鳥です。小さくて近寄れない被写体は超望遠レンズがないとお話になりません。

それと、動物ではリスのように小さな被写体はよほど近くで撮影させてくれないとキビシイですね。でも、エゾリスは意外と近くまで寄ってくることがあるので、そこを狙えば十分対応可能ですよ。

AFが速く、静か

このレンズはGグレードのレンズですが、オートフォーカス性能はかなり優秀です。この上のGマスターグレードのレンズも持っていますが、設計の古いGマスターレンズよりもオートフォーカスの出来は良いのでは?と思わせるくらいです。

具体的には、オートフォーカスは速く、正確で、静かです。動作音はほぼ無音で、とても優秀ですね。使っていて不満を感じたことは一度もありません。

最近の使った他社のカメラでは富士フイルムのX100Vについている単焦点レンズと比べるとかなり速いですし、音も静かです。設計の古いレンズだと、AFの作動音がジーコジーコうるさいんですよね。

そして、コンティニュアスAFの追従性もよく、動物園で動いている動物の撮影もそれなりにこなしてくれました。

被写体に意外と寄れる

そして、このレンズ、SONY純正のズームレンズの中ではかなり被写体に寄れる方なんです。

最短撮影距離が38cm、最大撮影倍率が0.31倍なので花のマクロ撮影にも使えてしまいます。もちろん、カフェやレストランでのテーブルフォトも守備範囲です。

でも、ここ最近のタムロン28-75mmやシグマ28-70mmから発売されている標準ズームは20cmくらいまで寄れるので、そちらの方がマクロ撮影は得意かもしれませんね。

しかし、SEL24105Gは105mmまで使えるので、圧縮効果を使った撮影はサードパーティ製の標準ズームレンズより優れています。

解像力が高い

このレンズ、解像力はなかなかに高いです。さすがGグレードといった感じです。

動物園の動物撮影では解像に不満を感じたことはなかったです。動物の毛並みの1本1本までリアルに写ります。

ただし、サル山の猿みたく被写体まで距離がある場合には望遠が足りないのでリアル描写は無理になります。

そして、暗い場所では三脚を使うなどでしてISO感度を上げすぎないようにご注意下さい。ISO感度を上げすぎると意図もかんたんに解像しなくなります。

動画撮影も視野に入れた設計

さらにこのレンズ、動画撮影も視野に入れて開発されただけあって、AF動作音は無音に近いし、フォーカスブリージングもとくに気になったことはありません。

明るいレンズを買うまでは、このレンズが僕のYouTube撮影のメインカメラでした。

ただ、照明の無い状態の屋内の動画撮影では、開放F値が4では少し暗く、明るく露出補正するとISO感度もかなり上がって画質が悪くなる感じでした。でも照明を使ったり、あるいは昼間の屋外なら問題なく使えると思いますよ。

明るさはf/4とおしでそこそこ明るい

f/4のレンズですが、スチル撮影では困るシーンは少ないと思います。もちろん、暗い屋内で活発に動き回る被写体の場合にはF/2.8やそれ以上に明るい方がシャッタースピードを上げられる分、撮影には有利ですが動物園の屋内動物舎で実験した限りは十分実用範囲でしたね。

弱点は?

では、弱点はというと、2点ほどあって

1.背景ボケは期待できない

f/4ですので、被写体を背景から引き剥がすくらいのボケは期待できないですね。レンズを被写体に近づけることのできるテーブルフォトでは背景をそれなりにボカすことはできるのですが、被写体までの距離がある程度ある場合には、例えば、バイク撮影の場合には背景ボケは期待してはいけませんね。

2.デカくて重い

あと、欠点としてはサイズと重量です。フルサイズレンズの中では標準的なサイズ感ではありますが、旅先で気軽に持ち歩ける大きさ・重さではないです。大きく、無骨なデザインは周りの目も痛いです。

でも、気にしなければ問題なしです。

まとめ

そんな感じで僕の中ではあまりに汎用性が高くて、なかなか手放せないレンズとなっています。買った時は「どうせf/4のレンズだし、そのうち不満爆発して明るいレンズに買い変えるんだろうな...」と考えていたのですが、良い方向に期待を裏切ってくれました。


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