タイ式子宮マッサージと木槌セラピーを体験してきました
薬草留学10日が経ちました。留学中に、タイ医学についてまとめようと思いつつ、毎日盛りだくさんの日課で忙しく、インプット>>>>アウトプット状態になってます。なんとか、消化もしていきたいので、記録を少しづつつけていこうと思います。
Womb Lifting Massage 子宮マッサージについて
タイには、「ユーファイ(火のそばで)」という産後ケアの習慣があり、出産後は10日ほど温熱セラピーを受けながら何もせずに横たわるのだそう。タイは暖かい国だけど、内臓の冷えは外気温とは関係ないそうで、やはり体を温めることを重視されているのですね。
同じような考えが中華圏にもあり、「座月子(ツオユエズ)」といって、1ヶ月間、産後ケア施設に入るのが習わし。経験者に聞くと、産後は血が入れ替わるので、体温が左と右で違い、同じになるまで寝るのだそうです。
womb liftingというのがどのようなマッサージかというと、中国語では「子宮按摩(ズーゴンアンモー)」と呼ばれていて、簡単にいうと、その名の通り、子宮をマッサージするセラピー。
まず、粗塩と樟脳、植物の入った陶器を炭火でバチバチあたためる。そして、ウコンやプライ(タイ生姜の一種)、樟脳、菖蒲、エトリンゲラ、ヘンヨウボクなどのフレッシュハーブを刻んだり潰したりしながらガーゼに包みます。
このクレイポットを常に温めておかないといけないので、一人火の番をしている人がいて、一人の施術に2名付き、ポット3つ使う。そして、1回の施術が3時間ほど。結構大掛かりな体制だけど、産後これが、10日間つづくってすごくないですか?
womb liftingは、産後ケアだけでなく、子宮や卵巣まわりの婦人病や、姿勢の悪さからくる内臓のズレ、にも対応されるようです。私の場合、多分完全にこれで、内臓に歪みがあるのかもしれません。胃腸周りの内蔵と筋肉、筋をほぐすようにマッサージされるのですが、腹筋あたりの筋肉を鷲掴みにするようなかんじで、差し込まれる。「内臓のゆがみをなおして、正しい位置にもってくる」というのが目的だそうで、これがめちゃめちゃ痛かった。きつい筋肉痛のようになって、歩くのも振動で痛かった。
他の人に聞いてみたけど、痛いの私だけだったみたいで、歪んでなければそんなに痛くないのかも・・・?お腹以外は痛いところはなく、ハーバルな香りに包まれたポットのマッサージは心地よかったです。
木槌マッサージ toksenのこと
タイ医学にも、気脈やツボのようなものが全身つながっていて、詰まってるところを木槌でカンカン叩いてほぐすというもの。これがとっても不思議だったので体験談を少し。
これが子宮マッサージの翌日だったので、え。まじで?また今日もマッサージなの?と思いました。正直。toksenの達人が住む村にいけるめったにない機会とのことで、ついていくことに。
お腹は触ってくれるな、とひたすらガードしてたら、背中を中心にカンカン叩かれました。不思議なことに、施術されてる側も詰まってる場所がわかるんです。何度も叩かれた場所が、ちょうど、痛かった腹筋の裏。コリコリした感触があって、「あ、詰まってるな」、とおもったら即座にそれが術師に伝わる感じがある。マッサージオイルを使って揉み解され、またカンカン叩いて・・・ってのを繰り返すと、ほぐれていくのがわかる。そんなこんなで背中が他の人より長かったと思うのだけど、不思議とおわったら腹筋痛も消えてました。
それ以外の場所というと、ルーシーダットンの時に痛かった場所は、やっぱり何度も叩かれる。もしかすると、ルーシーダットンと同時にtoksenの施術設けると、相乗効果あるんじゃなかろうかと思いました。
タイハーブについてもちょっとづつ書いていこうと思います。毎日が植物まみれなタイ生活は続く。