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旧徳山村に伝わる地獄うどん 寒い冬を乗り切るには最高‼️

ダムの底に沈んだ岐阜県の奥揖斐に存在した旧徳山村には、厳しい冬を乗り切るために最高の郷土食があった。

それがこの地獄うどんだ。

作り方は至って簡単。山芋のすりおろしと鯖の水煮、青ネギの刻んだものに生醤油を入れ、ガーッとかき混ぜ、そこに釜揚げにした素うどんを入れてさらにかき混ぜたものを頂く。

実にシンプルだが旨い😋

初めて食べたのは20年近く昔のことになるだろうか。

徳山村のカメラばあちゃんとして知られる増山たづ子さんの遺志を受け継ぐ館の代表宅では、毎年この日に地獄うどんを食べる会が催される。

地獄うどんとはグラグラと煮え立つ熱湯の中で茹で上がる釜揚げうどんを例えて言った言葉だ。

晩秋のこの時期、かつての徳山村とそこに暮らした人々を偲んでいただく地獄うどんは奥揖斐独特の郷土食だ。

不思議なことに地獄うどんは谷を隔てた旧春日村には伝わっていないようである。

徳山ダムを臨む道の途中に旧徳山村民のために建てられた徳山会館がある。ここの食堂のメニューに地獄うどんがある。しかし冬季は閉鎖されるため、家庭で作って食べた方がいいかもしれない。

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