縄文人は、DNAを認識?!
最近では、ゲノムの研究が進み、DNAが記憶を継承することが証明されつつある。おそらく縄文人は、それを知っていたのでしょう。縄文人は、そのDNAの継承機能を使い、様々なものを作り出していました。
例えば、品種改良を行い、養殖栗の実を大きくしていた。また、効率的に、作物を育てるため、焼畑技術も使っていた。いずれの技術開発も長い検証期間が必要である。DNAによって記憶を継承し、何千年も伝え発展させる事が可能であれば、これらの技術を発展継承できることに納得はいく。
縄文人は、再生への意識がつよく、先祖を敬い子孫を残す事に執着していた。おそらく、自分の先祖から知(記憶)を継承し、発展させ、子孫へつなぐことを大切に感じていたのだ。
現在のゲノム研究で分かってきた事は、無意識の判断とは、DNAの刻まれた記憶に基づいて決める事。わかりやすく言うと本能そのものだと思う。動物の赤ちゃんが、なぜ、獲物をすぐに認識できるか?これもDNAによる継承であることに納得がいく。一方、自分の経験や学んだ知識を活用する感覚を意識という。
真の持続性とは、知の所有を財産化することではなく、共有することであり、無意識を大切にすることかもしれない。
アニミズム文化や大乗仏教で大切にされてきた輪廻転生の意味を少し理解できた気がする。