今日誰のために生きる?を読んで
BOOKOFFで、話題作・新作コーナーがあって、お店によって置いてあるものが違うので必ず目に通すようにしててね。
たまたま、ひすいこたろうさんとSHOGENさんの「今日、誰のために生きる?」が目について。
まずそのタイトルが目について。
で、手にとって、エネルギッシュな絵に引き込まれて。中を読んだら自分に足りないものに出会えた感じがして、10分くらいの立ち読みだったけど嗚咽&ボロ泣きしました。
ある絵と出会って絵のルーツの村に訪れたら、遠く離れた国でまさか日本のルーツに触れて、村の人々から生き方を学んでいくというストーリー。
本の内容を私なりに要約すると、自分のために生きることで余裕が生まれ自分の幸せが人の幸せになること、今ここを丁寧に味わい分かち合い楽しむことは日本人のルーツでその感覚を取り戻すことが世界の幸せのためになる、というような内容なんだけど。
圧倒的に自分に足りないな、と感じた部分は「私は本当に人を愛しているだろうか?」ということ。
そして、「私は本当に自分自身を愛してあげているだろうか?」ということ。
自分の心を満たさない限り、本当の意味で誰かの力になれない。自分を満たすことを1番に考える。良い仕事は、こころに余裕がないとできない。人に自分の思いを伝えること、自分の思いは伝わると信じること。
普段の生活を振り返ってみると、
相方を優先してるな・・・
相手の都合を考えて自分を押し殺してるな・・・
自分のスタイルを見失ってるな・・・
っていうか、自分ってなんだっけ・・・
もうどうなってもいいや・・・
誰かに考えや思いを聞いてもらうのも分かってもらうのは無理・・・
それを話すこと自体面倒くさい・・・
話したとて、それに返答することが面倒くさい・・・
そんな破滅的な思考の持ち主なので、
本当に今のままでいいの?!!って胸ぐら掴まれた気がして、救われた気がして涙が出たのかな。
人と話すとき、「本当にそう思ってる?」って言われることがたまにあって、体裁を保つために発した言葉は本当の意味で届かないんだよなと気づいた。
言葉は人の体温や想いをのせるものということはわかっていても、その感覚が分からずにいた。
人に何か伝えたいと思う時、そこには「きっとあなたなら、わかってくれる」と信じるこころがある。そのこころがあるかないかで、届く言葉って変わってくる。
でもそのこころって、自分のこころに余裕がないと持てない。
別に自分じゃなくてもできることをこなしたり、時間に追われて、なんでこんなことしなくちゃいけないの?って。こころに余裕がないことは自覚してるんだ。
仕事中トイレを我慢しない、自分のやりたいことはやる、言いたいことは言うように心がけているけれど、どこかで遠慮してるんだねぇ。
自分を押し殺したり遠慮するくらいなら、失敗してもいいからさらけ出したら楽になるのかな。
看護師やってるとさ、周りに自分がおざなりになっているひとがたくさんいるの。
自分を見失っては、人を看護することなんて持続不可能。
この本は、自分を見失っている人に読んでほしい。
今出会えて良かった。
そう思えた本でした。
のぶこ