パッションって、何さ
仕事をする上で、職人やプロフェッショナルと呼ばれる人にはパッションがあると思う。
パッションって、何さ。
情熱、強い情熱というけれど。
情熱とは何なのか。
私が考えるパッションは、仕事に対する自信と思い、そして生き方と人間性を統合するものであると思う。
職人、プロフェッショナルは専門職とも言える。
世の中にたくさん専門職あるけれど、看護師も専門職のひとつ。
看護師として長く働いていれば、仕事仲間や先輩の哲学というか、「この人はここを大事に思って仕事をしてるんだなぁ」というのが伝わってくる。
働いていくなかで専門性だけではなくて、精神的または哲学的な考え方が形作られていくものだと思う。
仕事の中でも、本当にその人が大切にする、結晶のような部分。それがパッションに直結する部分なのかなと思う。
その結晶のような部分は、ちょっとやそっとじゃ生まれなくて、仕事をある程度こなして経験を積まないと精製できないんじゃないかなと思う。
その精製の過程は自分との戦いであり、毎日が同じことの繰り返しだとしても、その人の生き方、情熱をもって取り組む姿勢で、その結晶の精製度合いが変わるのではないかと感じる。
日々忙しい・しんどいで終わらず、自分の行いに意味を見つけること。自分の行いが何のためにあるのか、たくさんやることがある中でも何を大切にするのか。それは、専門性の話だけではなくて、その人が持つ情熱や信念の話。
自分のパッションを言葉にすることは難しいけれど、言葉にして人に伝えることは、人の心を動かすと思う。
私の仕事に対するパッションは、「看護の仕事は素晴らしい、楽しい、やりがいのあること。それを沢山の人に伝えていくこと。」
どんな小さなことでも、看護は存在する。
看護は人や事や場所を選ばない。私の体とこころがあれば、相手に看護を届けることができる。自分のこころひとつで、相手のこころに届く看護で人を支えることができると信じている。
人を支えることは、人から支えてもらうこと。人と苦しさや嬉しさを分かち合えることの幸せ。人のために仕事として、専門職として働ける素晴らしさ。
看護の仕事は、私を人として成長させてくれる、そんな素晴らしい仕事に出会えたことに感謝。
看護の仕事にパッションをもって取り組む人も、どんどん増やしていきたいな。
のぶこ
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