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日記、または僕がVTuberを見続ける理由

6月の唯一の祝日は6月28日、清楚の日だ。電脳少女シロさんが動画投稿を開始した記念日であり、2019年6月28日は2周年にあたる。電脳少女シロさんはその間全く途切れずに動画投稿を毎日継続し、生放送やイベント出演などをこなし続けている。僕が単なるバーチャル名探偵だった時期から常に、VTuber活動を始めてからはさらに強く、「なぜそんなことができるのか」という思いを抱き続けている。

僕がVTuberを見始めたきっかけは単純に流行っていたからだが、見続けている理由は別だ。
「そんなものがこの世に存在するのか」という驚きが心地良いから、僕はVTuberを毎日見続けている。

あり得ないほどトークが面白い人がいる。目を疑うほどゲームが上手い人、面白くゲームができる人がいる。歌がとてつもなく上手い人も、歌でどうしようもなく心を震わせられる人もいる。どこまでも型破りな人がいる。どこまでも人間らしい人がいる。お祭りのような楽しい奇跡が毎日のように起こる。そして、信じられないほど心優しく、純真で、人を思いやることができる人がいる。
僕がVTuberを見てきた中で一番驚いた、最初はサイコパスシロイルカとして話題になったその人は、どこまでも人を思いやれる人だった。

VTuberのトップランナーとして活動しながら、動画についたコメントや自分へ言及したツイートを確認し、.LIVEの後輩への思いやりも忘れない。言動から察するに、他VTuberの動画のチェックもしているようだ。
そして電脳少女シロさんのアカウント名は、その日の出来事や後輩の発言などに合わせてこまめに変更されている。想像できないような多忙の中でそんな遊び心を持てる精神。それでいて超越的ではない、むしろ共感できる人間らしさも兼ね備えている。

ある意味でどんな才能よりも貴重で、得難く失くしやすいものだと僕は思う。僕にとってはそんな人が存在することが一番の衝撃であり、幾度となく心を奮い立たせてくれる心強い味方なのだ。電脳少女シロさんを見る度、僕はVTuberの存在を知った頃のワクワクを思い出している。



追記:どっとライブ逃走中、余すところなく取れ高だった。

動画投稿2周年、おめでとうございます。


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