呼吸をするように文章を書いてみる

見つけて欲しい私を
気付いてほしい私に
この世界の片隅でひっそりと生きている

私のこと覚えているかなぁ
あなたのことは覚えていないけど
私のこと忘れないでいるかなぁ

街は今日も夕暮れ色に霞んでいく
私の知らない場所で私の知らないことが
浮かんでは消えていく

誰にも止められず誰も止めようとせず
世の中は動いている
誰の許可も得ずに

私はこれ以上話すことはないだろう
言いたいことは山のようにある
言わないきゃいけないことはあんまりない

命に終わりがないというのなら
人は何かの罰を受け続けることになるのだろうな

私にとって生きるということは
終わりに向かって走り続けるということ
私にとって命が終わるということは
始まりに向かってもがいているということ
　
言いたいことがたまって
アップアップし始めたので
少しここらへんで呼吸を開始する

呼吸をするようにして
文章を書いてみたい