不倫の一例

私の体験談のお話です.
同じ状況の人がいれば、参考にしてください.

された側ではなくした側ですが、被害者意識や自己弁護が強い書き方になるかと思いますので不快な方は閉じてください.

アンジャッシュ渡部の件で世間でなにかと話題の不倫です.
被害者は奥様のみ、と.このケースではわかりませんが
相手の女性には私みたいなパターンもあるのだと知ってほしいのです.

今から5-6年ほど前の話です.

私の相手は職場で異動してきたばかりの頼れる先輩Aでした.
それまで私の職場には、どうして社会人になれたのだろうと疑ってしまうほどの性格や仕事のできない人に囲まれて強いストレスを感じていました.

そんな中で、仕事ができて、価値観のあうAが異動してきたことは喜ばしいことであり、助けられていましたし、信頼しておりました.変な男性に好かれることが多かったので、男性とは距離をとって過ごしていましたが、既婚者なのですっかり安心していました.

私自身があまり女性らしいタイプではないので、そういうターゲットになるとは疑いもしませんでした。が、いつのまにやら好かれたようで猛烈なアタックが始まりました.

私の思考回路もどうかしているのですが、お願いされ続けて断り続けると罪悪感が生じてくるのです.相手の誘導がうまいのか、まるで私が悪いことをしているみたいに.

段々と要求に応えた方が 楽 という状況になりました.
めんどくさがりの私の罪です.もっと面倒なことになるのに.
最初の方はそうした自分が未経験のことをしていることに興奮し楽しんでいました.顔もタイプではあったので.

あまりにも幼い感じのするAに所帯感がなかったり、男というより女の先輩ような存在に感じていたのも手伝ってか罪悪感はなかったです.ただ、思いとどまってほしくて私の方から奥さんの話や子供の話を散々して、罪悪感を相手に掻き立てようとしていました.

自暴自棄になり1・2度関係を持った結果、急に罪悪感を感じ(そもそもは浮気等全く受付けられない自分)はっきり拒絶しました.

すると泣いて喚きすがりつつも叱責し、職場でも怒りを態度でぶつけられ続けました.誰かが職場でイライラしていると一緒に削られてしまう私は、どうにかしたいと思いました.

要求に応じているうちに自分の人格みたいなものが1日に何度も変わりました.いつのまにか相手を好きと思っている自分.(それでも奥さんへの嫉妬は全くない)この状況への自己嫌悪と私自身をもののように扱うAへの怒りで泣き出す自分.LINEで拒絶や怒りを主張するとわかったような返答がくるものの、翌日職場でイライラされたり睨まれたりされる.それが怖かったり面倒だったりで応じてしまう自分.

Aは、他の人からは社交的でかっこよくて仕事もできるおもしろい人で通っていました.こうなる前は私もそう思っていました.しかし、その実は非常に幼稚な性格で常に被害者面、怒りを制御できず気に入らないことがあれば当たり散らす人間でした.家庭環境も複雑で、どこか同情して自分が助けなきゃみたいな気持ちもありました.本当にどうかしています.

拒絶や怒りでストレスが限界突破すると、変な方向に覚悟を決め始めた自分がいました.離婚するなら、Aと結婚すると。拒絶する→怒られる→怖いから従う っていうの繰り返していると、拒絶できない自分に不甲斐なさを感じて死にたくなります.それを友達やAからは「好きだからなんじゃない」と言われ、そうなのか・・・・と思うようになったようです.

関係を切れない と相談したときに「さみしくて自分から連絡しちゃう」と思われたのかもしれません.

拒絶しているので、付き合っているつもりなどありません.それらのに、私が職場で他の男性と話してる(仕事)と怒られて呼び出され、「自分の怒りを鎮めろ」と言われます.どうして私はこんな目に合わなければならないのか、なんの権限で私に怒ることができるのか理解できませんでした.機嫌を損なわないようにふるまう日々が続きました.

死にたいと何度も思いましたし、相手に早く死んでほしいとも思っていました.同時に好きらしい自分もいました.振り返っても人格がいくつにもなっていたように思います.

知り合いの弁護士と話をする機会がありましたので、相談しました。するとセクハラパワハラの典型と言われました.
自分のなかに衝撃がはしりました.
辛い状況が続くと相手のいいところを探して私はこの人が好きなのだと思うようになるそうです.

勇気を振り絞って人事に連絡し、異動させてもらいました.
ただ処分となると相手にも事情を聴かなくてはならないと.そんなことしたら何してくるかわからなくて怖かったので、ただただ異動させてほしいと要求し、今にいたります.それ以降も異動の時期になると近くにくるのではないかという恐怖があります.

多分に自分のせいですが、「嫌なら断る」これができる女性とそうでない女性がいることを知ってほしいです.そして、もっと早く私はいろいろ動くことができたのに、できなかった.その原因ははっきりとわからないけど、今振り返っても気がおかしくなっていたのは確かです.イジメられて自殺してしまう人、パワハラで自殺してしまう人 その人の気持ちは他者にはやはり理解することはできないと思います.今の私なら当時の私になんてアドバイスをできたのだろうか、考えてしまいます.でも、なんと声をかけても届かなかったことでしょう. 一つ言えるとしたら、身近な人に相談せず、第三者の知識がある人に話すことです.無意識のうちに自分にとって都合のよくないことを言わなかったりします.そうするとどうしても真実から遠ざかります.私も友達に話したことは今思えば逆効果だったように思います.自分がひどいことをされているなんて話できません.最初のうち楽しんでいた自分のも自覚もありましたので.

今不倫関係にある女性は、男性からの恐怖によるものではありませんか?
その人は本当に好きになるのに値する人間ですか?
出会う順番が違っただけ、そういうのはあると思います.古今東西恋愛は生じるところには生じる、そういうもんだと思います.秩序のために法で加害者とか被害者とか決まってますけど、本来そういうレベルの話ではないのだろうと今は思います.

フラッシュバックして泣きながら、吐きながら書いています.
書くのも思い出されて辛いのですが、書いたらいっそ忘れることができるのではないかと思っています.支離滅裂な文章で申し訳ありません.