建設業のシンママ、一周遅れの昇格試験記11
今朝、ワタシにとって重苦しかった一次の筆記試験をとうとう終えました。
恐れていた去年の1/3白紙の悪夢再来はありませんでした。
60分のテストです。70人位の男性がホールに会して、カントク係(人事部門)の方の「はじめてください」の合図で始めるという、あれです。5分前には、あと残り5分です、といわれるあれです。TOEICとかも同じですかね。焦りまくるアレです。
イソジゴエのわりによく頑張りましたが、アラフォーあたりのおじさんばかりの会場でした。女性はワタシ含め、2名。知らない方でしたが、自分も含め、ハリス氏みたいな黒いジャケットとズボンスタイルでした。アメリカ大統領選と、土建業の昇格試験会場に何の関連性もありませんが、ワタシの中での枝葉見い出し分析では、ジェンダー的にみると、男社会ではこういうファッションにならざるをえないのかなぁと。
論文の話に移動します。枝葉にとらわれる性質上、まどろっこしい感や、的はずれ感満載の回答になりました。単刀直入感ゼロ、ズバッと感ゼロです。が、昨年の放心状態のワタシと比較して、今年は、だいぶ違いました。単に答案を埋められただけなんですが、直後の達成感がありました。
部門の事務課から、覚えている限りで内容と回答をメモして送ってくださいという依頼があるので、今年は苦み感じつつ書いて送りました。去年は放心のあまり、後進に送ろうなんて気は微塵もおきませんでした。が、今年のガイダンス資料をみると、去年ちゃんと送っている人、20人くらいいるのだなぁと。とはいえまた受けることになる可能性も大なわけですが、区切りとして送ることにしました。
送付後、現場にむかう車中で、同期女性に無事終わった報告をし、お弁当を隅でこそこそ食べたり、イソジおばさん、我ながら粘り強いなぁと、現場にむかい、そこの所長さんにも無事終わった報告をし、夜の帰路では気にしてくれた友人にLINEと、熱いメッセージをくれた先輩(実は同級生)おじさんにも熱い報告をしました。で、答案埋めれただけなのに、なんだ、この安堵感満載のお礼は?とふと実際落ちていた時の恥ずかしさを想像して、ざわつきましたが、出してしまったのであとの祭りですね。
一次突破だとしても、ワタシには二次も難関なんですよね。。それはそれで、後のワタシのお祭りですね。
家で一人夕食を食べ、存分囲碁アプリをし、PrimeVideoで「ロストキング」という映画を発見、途中まで先ほどみて、これを書いています。主人公の女性に同調して見てました。リチャード三世の汚名を晴らしたいという女性の行動の実話だそうです。
小さい話に戻りますが、今回の昇格試験を通じて感じた思いと重なったのです。自分の感情の浮き沈みやみじめさから現実逃避を求めて休みは寝てばかりなんですが、今回は、人にうちあけたり、このようにNoteに書いて、スキをつけている方がいたりする時の嬉しさが、なにか、自分の経験やつらい思いが報われるというか、仕事でも生活でも、人によろこばれたり、笑ったりできると、ほんと嬉しいとか、その日が生きのびられる気がするとか、本当に単純なんですがね。
気重のあまり蓋をして塩漬けしていた試験勉強の蓋開けから、思いがけず、少しのスキル拾いがあり、思わぬ気づきがあり、息子(=別の人間)への執着が若干うすまりがあり。
映画での、リチャード3世の汚名を晴らしたいっていう主人公の強い感情が、世の中の誰かの共感を得た時の嬉しさが、スケール違えど今回のワタシなりの延長線上に見えて共感しました。ペーソスの延長線上に人とつながる喜びがあったという点でしょうか。映画の主人公のセリフで、energized という言葉がでてきましたが、ソレです。
些末ですが、安全にすごしてスキをつけてくれた方にお礼を発信し、
今晩も生きててめでたしで寝床にいます。
明日は仕事後に映画の続きをみて、試験についても書きたいです。
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