マガジンのカバー画像

旅の日記。

20
できるだけ遠くへ、少しでも長く旅したい。
運営しているクリエイター

#旅日記

「コスパの悪い旅ランキング」が、存在するならば。

「コスパの悪い旅ランキング」が、存在するならば。

山登りはキツイ。
登っている最中は「苦しい、ツライ、頂上はまだか?」
そんなことばかり考えている。

何時間かけて登っても、頂上にいる時間は一瞬だ。
せいぜい20分程度? いや、もっと短い時だってある。
そして、登ってきた道を戻らなければいけない。

帰宅してからも、筋肉痛やケガなどに悩まされたりして。
コスパが悪いこと、この上ない。

夏休み、ある山に登った。
「苦しいツライ頂上はまだか?」を1

もっとみる

はじめての奈良旅(8)〜最終回

はじめての奈良旅(8)ならまち散策志賀直哉旧居をあとにして、次は「ならまち」へと向かう。当初の予定ではバスを利用しようと考えていたのだが、今ひとつ適切なバスルートがよくわからなかった。きちんと調べれば見つかったのだろうけれど、マップを見ると15分も歩けば目的地に到着できそうなので徒歩で向かってみることにした。

つづきを読む(無料)はじめての奈良旅(8)ならまち散策

はじめての奈良旅(最終回)さ

もっとみる

はじめての奈良旅(7)志賀直哉 旧居へ

ほとんどの人が覚えていないと思うのだが、二つ前の投稿に「今回、行ってみたい場所がある」と書いた。もったいぶっていたわりには、すでに、この記事のタイトルでバレてしまっているけれど、つまりそこが、今から向かおうとしている「志賀直哉 旧居」である。

初めて読んだ志賀直哉の作品は、中学生の時に読んだ「小説の神様」だった。ぐいぐいと作品の世界に引き込まれ、中学生ながら「他の作家とは、どこか違う魅力」を感じ

もっとみる

はじめての奈良旅(5) 東大寺へ行こう。

まだ9時を少し回ったばかりだというのに、東大寺の南大門へと続く道は多くの観光客で賑わっていた。海外からの団体客と思われるグループ、家族旅行、ひとり旅、様々な人達が連なって歩いていく。先ほどまでの落ち着いた雰囲気から一変して「日本を代表する観光地としての奈良」を体感する。

そしてたくさんの人達と一緒に進んでいく先にあるのは、東大寺南大門。ここには日本史の教科書にも登場する、あの仁王像がある。そう「

もっとみる

はじめての奈良旅(4)鹿に「シカせんべい」を。

三日目の朝がきた。旅は、実際に旅をしている時間よりも計画や準備をしている時間の方が長い。今回の旅も、すでに折り返しを過ぎてしまった。奥の細道に「日々旅にして旅を栖とす」という一節があるけれど、将来は旅をしながら生活してみたいとも思う。そして、意外とそれは可能なのではないか、とも思っている。今後の目標のひとつとしたい。

さて、三日目の朝がきた。初日の夜は体調を崩し、今回はここで終了かとも感じたのだ

もっとみる

はじめての奈良旅(3) 宿に到着。二日目終了

JR三輪駅から奈良駅まで移動。ここは乗り換えがないので、順調に移動して30分ほどで到着。改札口を出ると、僕たちのような大きな荷物を抱えた観光客と外国人の方たちが、行き交っているのが目にとまる。観光地に来たのだな、という気分になる。

この時点で時計は午後4時を回っていた。本日の宿は奈良市内のホテルなので、チェックインを済ませてしまうか、もう一箇所回るか考えたところ、連れが「前から気になっていた、く

もっとみる

はじめての奈良旅(2)大神神社へ

長谷寺から大神神社までは電車で移動する。ルートとしては、

近鉄大阪線「長谷寺駅」→「桜井駅」下車 → JR「桜井駅」→「三輪駅」

という、数駅移動して、乗り換え一回のみのシンプルなもの。ところが電車の本数が少ないため、1時間ほどかかってしまった。長谷寺の門前町で買い物をした際、店の人から「ここから大神神社へ行くなら、電車の本数が少ないからタクシーの方が早くて便利かもしれませんよ」とアドバイスい

もっとみる

太宰治まなびの家 (旧藤田家住宅)へ行く。

10月の連休一週間前。急に旅に出ることにした。目的地は青森県の弘前市と、岩手県の盛岡市。なぜここに行くことになったのかは割愛するが、とりあえず急に行く事になったのだった。

旅の初日。まず最初に向かったのは「太宰治まなびの家(旧藤田家住宅)」だった。昨年訪問した「斜陽館」と「太宰治疎開の家」にひきつづき、一度行ってみたいと思っていた場所である。斜陽館も、疎開の家も、そして、学びの家も、高校生の時に

もっとみる
宮沢賢治をめぐる旅。(花巻編)

宮沢賢治をめぐる旅。(花巻編)

自分の場合、旅をする時には移動時間や滞在時間を考慮して「綿密に計画を立てる」場合と、とりあえず現地に行ってみてから決める「なりゆきまかせ」の場合の二種類がある。今年の夏は「なりゆきまかせ」で花巻へ行った。

どうして花巻なのか、というとお盆休みの二日前に泊まれる宿を検索したところ、花巻に良さそうな旅館が見つかったからだ。つまり、休みの直前に駄目で元々と宿を探していたら、そこが花巻だった。目的がある

もっとみる