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BFC5落選展感想「面影は消えない」蒼桐大紀
「昔、すごく良い文章を書く人がいたんです」
春水朔夜のことを話すとき、私はいつもこう始める。上手いではなく良い。すなわち私の主観に寄った見解を口にする。
という冒頭で世界観に引き込まれました。
蒼桐さんの作品を読むのは「面影は消えない」がはじめてで、この感想を書く前に「春の風とはじまりの音」も読んだのですが、人と人の出会いを書くのが上手い作家さんだなという印象を受けました。
また、西崎さんもコメントしているように構成がすばらしい。六枚の作品は自分でも何度も書いているのでわかるのですが、短い中で構成を組み立てるのは難しいんですよね。思いつきで書いている僕としては参考にしたいです。
「私ハ私ノ日本語ヲ構築シタイ」というセリフが本文中にありましたが、日本語や、小説内の言語というものに対してかなり意識的な作品だとも思いました。
ちなみに、途中までは百合だと思って読んでいました。そう読めなくはないですよね。勘違いだったらすいません。
まとまりがない感想になってしまったので、気になる方は作品を読んで、僕よりいい感想を書いてください。
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