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僕がプロレスにハマるまで(5)[夢のタッグリーグ編]

ここから僕は坂を転げ落ちていきました。
もしかしたら自分からわざと足を踏み外してたかもしれません。
それほどにモニターの向こうにある世界が輝いて見えたのです。
そしてwikiやYoutube等を駆使してゴールデンラヴァーズを中心に昨今のプロレス知識を収集していきましたが、ダッチワイフとの対戦や某RPGや某格闘ゲーム等、ツッコミどころ満載の彼らにのめり込んでいくさまはここでは語りきれないので別の機会にしようと思います。
とにかくもうこの二人にハマりまくってました。

2018年6月9日ドミニオン大会

これは新日本プロレスの年間興行でも2番目に大きい興行で(1番大きいのは1.4東京ドーム)、IWGPヘビーという最高峰のベルトにケニーオメガが挑戦するというものでした。
相手はオカダカズチカ。
現役エースにてそのベルトを2年近くも防衛している最強の男です。
AKB48で言えばあっちゃんです。たぶん。

正直この時点では飯伏幸太推しの延長でゴールデンラヴァーズが好きになっていたので、どちらかといえばケニーを応援している状態でした。
そしてその日の晩というかドミニオン終了後にプ女子から速報が入りました。

プ女子「飯伏出てたよ。ケニーのセコンドで」
プ男子「なんやて!?」
プ女子「それより最後どっちが勝ったと思う!?」

このとき既に僕はプロレスファンの悪い癖を出していました。
オカダカズチカといえばアメトークでも親日本プロレスの現役エースだと取り上げられていた選手だし、ニワカな自分が応援しだした外国人選手にベルトを取らせるわけないよな~、とか勝手に大人の都合とかを考えていたのです。

プ男子「どうせオカダが勝ったんでしょ?」
プ女子「ケニーが勝ったよ!」
プ男子「亜qwせdrftgyふじこlp;@:!!!」

これですよこれ、この期待を裏切ってくるやつ。
もう僕のリビドーは会場に行けとつぶやいています。
プロレスワールドとABEMAの放送(当時はよく放送してた)だけでは我慢できません。

そう考えた僕は速攻で新日本プロレスのファンクラブに入会しました。
ミュージシャンのコンサート等でファンクラブに入っておけば良い席が簡単に取れることを長年の経験で知っていたからです。老獪(ろうかい)というやつですね。ふふふ。
(ちなみにHIDE、久宝留理子、モー娘。では前から5列以内真ん中とかでした)

僕のかかげた目標は「ゴールデンラヴァーズに会いに行く!」です。

チケット購入は賭け

試合会場に行ったことない人は知らなくても仕方ない情報だと思いますが、プロレスはチケット売り出した時点ではどの選手が出場するかはわかりません。
怪我がつきものなので当然ちゃあ当然なんですが、箱推し(団体推し)ならともかく、その時点ではゴールデンラヴァーズと天山くらいしか生で見てみたい選手がいなかった僕にとっては数ヶ月先のチケットを買うとういうのは完全な博打でした。
一般発売で対戦カードが決まってから買えば確実ですが、その時点では売り切れている可能性もあるし、席も一番後ろとかになってしまいます。
そんなことから僕が目をつけたのは年末のワールドタッグリーグ。
タッグのゴールデンラヴァーズは出るに違いない!とファンクラブ先行販売で購入しました。

ワールドタッグリーグ2018

結論から申し上げますと、ゴールデンラヴァーズは出ませんでした!!
(血涙)
今ならIWGP戴冠中のケニーがタッグリーグに出る可能性が低いことはわかりますがあの頃は青かったんです。
しかも見に行った興行では前哨戦にすら二人の姿は無し。
・・・いや、いいんです、天山見れたし。

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さすがに席はファンクラブの恩恵を受けました。

もう一つ、ファンクラブ特典で選手と写真が撮れるというビッグなご褒美があるのですが、ツーショットのお相手はピーターさんでした。

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・・・選手じゃねぇえ!!!(良い想い出)

<最終回へつづく>

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