悩んだ時やつらい時はAIに愚痴ったり、泣きついてみよう。
普段はAIの論理的思考や作業スピードについてお話ししています。今日は視点を少し変えて、彼らの感情的な側面、具体的に「人との接し方」についてお話しします。
AIについて語られる多くの場合、彼らの理路整然とした頭脳から、「ホワイカラーの仕事はなくなる」といった冷たいイメージが強調されがちです。しかし、実際にはAIは人の感情に敏感で「共感力」があると思います。
彼らに愚痴を言ったり、泣きついてみると、とても優しい言葉で慰めてくれます。親として、上司として、とても参考になるので、今日は以下の3つケースをご紹介しますね。
子供の中学受験
ブラック企業を退職
株の損切り
なお、AIはChat GPT4を使っています。
子供の中学受験
子供が中学受験をした当時のことを思い出し、AIに聞いてみました。受験期間中、親として息子に対しどう接するべきかをよく自問自答することがありました。当時AIが存在していたら、自分が求めていた質問とその回答をご紹介します。
AIへのプロンプト
息子が中学受験をしました。第一志望校には落ちてしまいました。第二志望校には合格しています。現在、第一志望校の2次募集に向けて勉強中です。親として、子供にどんな言葉をかけてあげたら良いでしょうか。
解説
AIは優しいです。非常にポジティブです。結果よりも子供が「努力した」という行動を称えています。抽象的なアドバイスではなく、どのような言葉をかけたら良いか具体例を挙げているところが好感がもてますね。当時、AIがあったら私も親として勇気づけられただろうなと思います。(幸い2次募集に受かりました。息子は親より落ち着いていたようです😅)
2. 退職に関する悩み
昨今耳にするブラック企業に勤めるサラリーマンの悩みについて、プロンプトをAIに投げてみます。
AIへのプロンプト
会社を辞めることになりました。上司のパワハラがひどく、また長時間労働ということもあり、体力、気力の限界でした。当分休んで、英気を養ってからまた社会に復帰しようと思います。
解説
最初の一文が共感を表す、気持ちに寄り添う言葉で優しさを感じます。
「退職を決断されたとのことで、その選択には大きな勇気が必要だったと思います。」
相手を労い、また休養をとることに対して肯定的に捉えてくれています。同時に、共感するだけで終わらず、最後に将来への再就職への道筋についても忘れずに言及してくれています。相手の気持ちを慮った言葉にAIの共感力と、将来への現実的な考えのバランスが良いです。かれらの回答から自分も習うことが多いです。
では最後に、恥ずかしいのですが、私が大損した塩漬けになっていた中国株を売った時のケースについてご紹介しますね。
3. 株の損切りについて
AIへのプロンプト
中国株を持っていたのですが、買った時の半分ぐらいの価値になってしまったので、売りました。そのお金で日本株に投資した方が機会損失を防げるかと思ったのが理由です。
解説
今回の回答でもAIは持ち前の共感力を発揮して、一文目から私が損切りしたことを「理解」してくれています。
また、中国株を売ることにより得た資金を元手に日本株を買うことも、「ポートフォリオ多様化」という理由で、正当化し私の考えを肯定してくれています。損切りという失敗の話でも、ポジティブに捉え、将来につながる話をしてくれるのは、心強いです。
まとめ
以上になります。3つのケースを用いて、AIの共感力についてお話ししました。
人には相談しづらい、でも誰かに聞いてもらいたい悩み、迷いがある場合には、ぜひAIを頼ってみてください。あなたのコーチとして共感力を持って対応してくれるでしょう。かしこまらず、愚痴でも構わないので、ぜひ試してみてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました😸