EVEシリーズ
EVEシリーズの初物であるEVE burst error、僕が中学生のころ友達の家でファミ通を読んでいた時にふと記事が目に止まったのが出会い。
たしかFF7とかマリオカート64が流行っていたころだったと思う。
これまでAVGなんてやったこともなかったけれど、とにかく主人公 天城小次郎のビジュアルに衝撃を覚えた事を覚えている。
長髪で前髪で目が隠れている実に厨二心をくすぐるビジュアルだった。
せっかくなので記事を読んでみると、探偵が国家の陰謀と対峙するというこれまた厨二にはたまらないお話のようだった。
中学生だったので、気になったからと言って即購入ともいかず記事を読んでからずっとモヤモヤしていた。
友達の家に行くたびにEVEの記事を読み、悶えていた。
そもそも当時読んでいた記事のEVE burst errorはセガサターン版で、18禁だったのだ。それもモヤモヤする原因の一つだった。
そんなモヤモヤを抱えながらしばらく過ごしていたある日、本屋でパソコンパラダイスというPCゲーム専門雑誌を読んでいたらなんと。。。
EVE burst errorのPC版が出る上に、PC版はR指定に緩和されているという神情報を発見してしまったのだ。
もうこの時は発売日に即買うんだ!という決意をしたのを覚えている。
ちなみに余談になるが、パソコンパラダイスは99%くらいはエッチなゲームの事しか載っておらず、かつ表紙はそんなにえぐく無いという中学生にも購入しやすい雑誌である。
PC版発売を知ってからというもの、発売日までソワソワしながら過ごしたものである。
当日もPCゲームなんてそんなに一般に浸透してなくて、売ってなかったらどうしようという不安を胸に近所のノジマへチャリを飛ばした。
不安は杞憂に終わり、EVE burst errorを手に入れることができた。
その日から睡眠を削って夜中までゲームに没頭したのを覚えている。
EVE burst errorは主人公が二人いて、それぞれの視点を個別に進めていくマルチサイトシステムという形をとっている。
主人公である天城小次郎と法条まりな、どちらも一口で言ってしまえば普段はふざけているが、やるときはやる。といったタイプだ。
中学生の僕にはとてもかっこよく、将来は天城小次郎と同じく探偵になろうとすら思ったくらいだ。
実際、大学生の時就職先の一つとして探偵事務所をいくつか調べた。
なることは無かったが、この中学生の時の体験がずっと僕の人生に影響しているのは間違いない。
EVE burst errorは物語の最後に総括として、犯人をプレイヤーが入力するという構成になっていた。
これ、間違うとバッドエンドになるのだが、当時の僕は間違った状態でクリアだと思い込み、なんだかすっきりしないなぁと思いながらプレイを終えた。
バッドエンディングなんだからすっきりしないはずである。
それでも面白いは面白かったのだが、うーん結局どうなったんだ。。。。というモヤモヤがずっと残ったままとなった。
それから2年ほどたったある日、布団の中でぼんやりEVEの事を考えていたら、2年前の自分の選択は間違っていたのでは!?と気づき、即座にPCを立ち上げ2年ぶりにEVEを起動し、最後のセーブデータをロードした。
複数ある事件の犯人をそれぞれ選んでいくと・・・・
なんと見たことない話が始まったのである。
EVE 終わってなかった。
当時はネットもなく、PC持ってる友達もおらず、周りで誰もEVEやってなかったから誰かと話すこともなくて自分がバッドエンドで終えていることに気付かなかった。
ちゃんとエンディングを見終わった時、達成感もさることながらあのまま気付かないで終わってたら、、、という恐怖を感じた。
(そしてすぐにまた最初からやり直した)
その後EVEシリーズはLOST ONEやらADAMやら多くの続編を出してきた、僕は全てプレイしたし、まあどれもそこそこ楽しめた。
強いて不満があるとすれば主人公の一人、法条まりなの声が岩男潤子から
三石琴乃に変わったことだ。
別に三石琴乃が嫌いとかそういうのは無く、むしろ好きだが法条まりなというキャラクターが声が変わったことで性格もちょっとおふざけ強めになった感が否めなかった。
続編だけでなくEVE burst errorはリメイクも何回もされているのだが、そのたびにとりあえずプレイした。
ただ、PSP版(2010年)までは発売日にすぐプレイしていたのだが、2016年にPS4リメイクされたものはやらなかった
リメイクが出るという話を聞き、絵柄も極力原作に合わせるという事でわくわくはしたけど、いうてもう何回もやってるしな。。。と。
また、その後に新たな続編rebirth terrorとghost enemiesというのが販売されたことも知っていたが、一度やらなくなってしまったらどうにも食指が動かずそのうちやるだろうと、スルーしていた。
そんな折、ツイッターでghost enemies超面白いとか、burst errorを狂信的に愛してる人がrebirth terrorを面白いと言っているのを見てすぐにプレイした。
実に単純である。
この2作品は、さかき傘氏がシナリオを務めているのだが彼もまたburst errorを愛している人だった。
それはもう作品の中から溢れんばかりに感じられた。
偉そうなことを言わせてもらえば「この人わかってんなあ~!」という感覚を感じながらずっとプレイしてた。
burst errorだけでなく、その他の作品背景についてもしっかり取り込んで非常にうまく練られていたと感じた。
小次郎やまりなの性格もかなり僕と似た捉え方ですごく面白かった。
ただ本部長のお姉感がなくなったのはなぜなんだろう?野沢那智さんが亡くなって声が変わっちゃったからかな。。。
そしてghost enemiesのラストにはまたユーザが入力するタイプの分岐があったのだが、今回はちゃんと一発で正解にたどり着けた。
つらつらと何も考えず適当に書き綴ってしまったのでまとまりがないかもしれないけど、結論burst errorをプレイ済みだけどrebirth terrorとghost enemiesをプレイしてない人には是非やってみてほしいし、そもそもburst errorをやってない人にもburst errorからプレイしてほしい。
出来ればLost OneとZEROをやっておくともっといいのだが、この二つは今更やるのが難しい・・
何はともあれ、さかき傘氏に感謝!また次の作品に期待!
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