青年海外協力隊のナミビア生活、その20[先輩隊員とナミビアの国内旅行をする]
ナミビアというアフリカ南部の国で理数科教師という職種で、青年海外協力隊の活動について日記を書きおこしている。ただし、2008年の話。
任地のOndangwa(オンダングヮ)にきたが、学校が休み期間で活動ができないので、同じ状況の先輩学校隊員とともに、ナミビア国内を知る旅にでている、という話。前回からの続き。
【5月3日】
チャイナショップで買ったマットレスで寝て起きたわけだが、N$179(2700円くらい)で買ったほうは、すごい勢いでへこんだまま戻らなくなった。
N$209(3150円くらい)のほうはましで、2日後くらいに、ちょっとへこんだまま戻らなくなった。
Okakarara(オカカララ)隊員のおうちに来て、部屋はあるけど、ベッドがないので、上記のようにマットレスを買って寝た、というわけ。
オカカララの夜はけっこう寒く、毛布一枚では厳しい。
薄い布団か、寝袋が居るだろう。
特に、4月、5月は、ナミビアは寒い時期だし。
私の任地は、北部であり、赤道に近くなるぶん、暑いのだ。
オカカララの近くにある、Waterbergという山へ行く。
南アフリカのあるテーブルマウンテンかと思うくらい、遠くから見ると、フラットな山だ。
周囲より200メートルほど高く、平べったい。
断崖絶壁のように見えて、実は何気に登るところがあり、登ってみるとかなりの景色。
Okakararaから片道N$50(700円くらいか)。30分くらいでいけるだろうか。
タクシーの運転手には待ってもらうことになる。
山歩きができ、やろうとおもえば、クライミングもできるだろう。
ふもとにはプールやすてきな宿泊場所がある。
登った後も、ロッジがあるそうだし、登った跡に30kmとか歩くと恐竜の足跡の化石とかがあるそうだ。
山登ラーにはたまらない場所だと思う。
【5月4日】
オカカララからグルートフォンテインに移動する。
GrootfontainにあるMaoliというロッジに宿泊する。
Maoliは町外れのさらに外れのほうにあり、宿泊料金はN$70だ(1000円くらいか)。
すっごい遠くにあり、歩いていくと中心地から1時間くらいかかる。
ナミビア人はそれを歩く距離だというようだ。
話の流れで子供の案内で行ったため、道なき道を歩いたりしたし。
さておき、Maoliは、とてもステキな場所であった。
宿泊施設のベッドはかなりの勢いでへこんでいて、どうしようもなかったが。
バーベキューで肉を食べることができるし。
ゼブラ、スプリングボック、クドゥー、インパラの肉を食べた。
こういう肉をgame meatという。gameには、そういう、動物の、という意味があるらしい。
チキン、ポーク、ビーフとかの家畜以外の動物肉はgame meatになる。
私の主観になるが、game meatはチキン、ポーク、ビーフに比べると、それほど美味しいものではない。
3大お肉は美味しいからこれだけ世界で通用しているわけなのだ。
あるいは、家畜にしてよりいっそう美味しくなったのかも。両方だろう。
オーストラリアでも、クロコダイルやダチョウなど、ものめずらしさで食べるのだ。
カナダからの人も交えて、いろいろと話をした。
彼からのトピックで北京オリンピックをどう思うか?というものがあった。
どうやら、このトピックはよく出てくるらしい。
あまり考えたことはなかったが、中国が注目されるよい機会だと思う。
チベット問題など、思いっきり世界の人々の対象となった。
一方で中国内部では報道規制がしっかりされているようだが。
ともかく、オリンピックを通して、開かれていくと良いと思う。
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