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青年海外協力隊のナミビア生活、その9[コンビバスという移動手段]

4月9日
ナミビアでの街と街の間を結ぶ主要な交通手段はコンビというワゴン車である。
そういうワゴン車があつまる広場がある。
本日は、そういうところをみてまわった。

そういう広場にいくと、運転手や客引きがわーっと集まってきて、「どこに行くんだ?」と聞いてくる。
そして、「こっちの車がいいぞ」とそれぞれが違う車を指し示す。

法則として、すべてのコンビは、座席がいっぱいにならないと出発しない。
同じ距離走るなら、たくさん客をのせろ、ということ。お金がもらえるから。エコっていえばエコ。
なので、なるべく埋まっているところが良いのだが。

値段はだいたい同じ。
たまにN$10(150円くらい)くらい違うけれど微々たるもので、出発時間が重要。


効率の悪いことに、それぞれのコンビに4~5人ずつお客さんが乗っていたりする。
その4~5人を集めれば、すぐに1台ずつ出発できるものを。
順番に集めて、どんどん出発させていけば、それぞれのコンビバスのトータルでは、大きくなるというのに。

各自のコンビバスはじぶんたちの儲けを注目していて、ちっとも協調しようとしない。
囚人のジレンマというか、ゲーム理論のような感じ。

ちなみに、コンビは、10人乗りから28人乗りまである。
28人だとマイクロバスちっくだけれど、座席は広くない。


さておき、明日からフィールドトリップのため荷造り。
フィールドトリップというのは、任地まで自分で移動して下見をして、自分で帰ってくる、というものだ。
4日ほど今の宿泊場所をあけるので、いったん、チェックアウト。
荷物は事務所に。
その間の宿代を浮かすのだ。

ディナーはグランドキャニオンなるお店へ。
歓迎会でも連れて行ってもらったお店。

いろいろと話題は出たが、今後考えてみるトピックとしては、
「給仕さんたちのサービスについて」。
ヨーロッパと同じでテーブルに担当がつく。
日本ではテーブル担当とか関係ない。
どちらのほうが、どう良くてどう悪いのか。


4月10日
フィールドトリップの日。
いったん事務所に顔を出してから、タクシーでコンビ乗り場へ。
コンビ乗り場では出発まで3時間まった。
あとから来た人たちのほうが早く出発するくらい。なんだかなぁ。

◆ここで学んだ教訓
1.ナミビア人も怒るときは怒る。
→ いくらでも待っているように見えるナミビア人だが、強引にそのコンビに連れてこられて、1時間待たされて、怒っていた。
# 荷物をひったくって持っていくという強引さ
# すぐ出発する、というセリフは99.9%うそである。
2.女性は強し。
→ 女性客の多いコンビであり、時間が立てばたつほど文句の大合唱。
# でも、コンビの出発はやはり、全座席が埋まるまで。
3.サクラがいるので見極めろ。
→ よってくる客引きとか運転手っぽい人が乗っていたりして、そいつらは、コンビの座席がだいぶ埋まっているように見せるためのサクラである。


12時過ぎに出発して、20:30くらいにOndangwa(オンダングヮ)に到着した。
途中、休憩したり、道路工事片側通行で待っていたり。8時間半かぁ。

ただ、乗っている人々はとても親切で、到着時には、ちゃんと宿泊のホテルまで送り届けてくれた。
宿泊場所の名前はなんだ?
電話番号は知っているか?
電話をかけてみろ。
場所は私が聞いてみるから、かわって。
などなど。


Ondangwaでは、Fantasia Guest Houseというところに泊まったが、ここのオーナーも実に親切。
おじいちゃんとおばあちゃんと娘さんとでやってるっぽかった。実に良かった。
大きめの犬もステキ。


晩飯として連れていってもらったKFC(ケンタッキー)では、そこの店員さんは、前任隊員を知っていた。
すごいぞ、前任隊員。
サッカーで街中に名前が知れ渡っているとか。すごいぞ。


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