結局、、、DXってなんなんだ?
経済産業省が「2025年の崖」について言及してから、猫も杓子も「DX!」「DX!!」といって、システム投資がされています。
ただ、実態としては、「DX」じゃなくて、それって単なる「デジタル化だよなー」と感じることが多いので、
わたしが思う「DXってこういうこと」というイメージを書いてみます。
さきに言い訳しますが、
わたしはDXコンサルでもないですし、DXしたこともないですw
どちらかというと「デジタル化の支援」をしています。
主に、LINEやミニアプリを提案したり、ミニアプリ業界を盛り上げるコミュニティをやったりしてます。
「DXだ!」と号令をかけ、結果的には「デジタル化」だったとしても、
いいのかもしれませんが、、、
経営者が「デジタル化」に満足してしまって、「DX」に取り組めなかった
コンサル・SaaSベンダー・システム会社が「DXだ!」といって、
結局、提案内容が「デジタル化」で、DXが実現できない
となると、経済産業省が不安視していることが現実になってしまうので、まずは「DX」がどんなことなのかを感覚的にでも理解しておくとよいかなーと思い、このnoteを書いております。
デジタル化とは? DXとは?
最近、とある「地方の八百屋」を支援をしたので、思考実験として、八百屋をDXしようと考えました。
※ 実際にはDXしたいっていう相談は受けていません!
『八百屋をDXしよう!』ってなると、、、
会員証をLINEやアプリで作ろう!
紙のスタンプカード・ポイントカードをLINEやアプリにしよう!
紙のクーポンをLINEやアプリにしよう!
集めたデータを活用して、次回来店につながる配信をしよう!
これで売上をアップさせるのだ!!
だいたい、こんな感じでしょうか?
実際、依頼主が求めていることが上記のようなことが多く、
わたしもこういった提案をします。
ただ、これは「デジタル化」であって、「DX」ではありません。
「DX」という言葉の定義が難しいのですが、
下記のサイトによると、こう書かれています。
大事なのは「ビジネスモデルを変革」することで、
自社の「存在意義」「提供価値」を見直すことが必要だと思っています。
八百屋を例に考えてみます
ビジネスモデルの変革なので、まずはいまの八百屋のビジネスモデルを理解する必要があります。
基本的には、
「野菜を仕入れて、顧客に売る『小売業』」
ですよね。
野菜を生活者に売る
惣菜などに加工して売る
料理屋などの店舗に卸売する
「お金をもらって、野菜を届ける」ことが存在意義・提供価値になります。
上記をトランスメーションしてみようと思います。
まずは八百屋の存在意義を再定義してみます。
「野菜を中心とした、食事で地域の人々の健康に貢献する」
どうでしょう?
「健康に貢献すること」が八百屋の価値だとすると、
単に野菜を売っているだけではダメになります。
こんな価値を届けられたらどうでしょう?
健康でいられるための野菜のキュレーション
栄養価が高く、かつおいしく食べるレシピの提案
食事記録を通じた健康管理
地域の人が一緒に食事できる「場」の提供
とすると、ここからこんなビジネスモデルができそうです。
サブスクで
野菜定期便のお届け(自社でお届け or 配送サービス)
アプリを通じてレシピ提案・食事記録・健康管理
オフラインでの食事会・イベントへの参加
アプリを通じて、食事・健康データが集められることで、、、
病院・栄養相談している薬局へのデータ提供 → 予防医療へ
データに基づいてどんな野菜が健康に寄与するか=売れるか農家へのデータ提供・品種改良・コンサル
データに基づいてどんな野菜が健康に寄与する、おいしいと思ってもらえるか 食品メーカーへのデータ提供・共同製品開発・コンサル
というビジネスモデルが考えられそうです。
「仕入れて売る」
から
「データを活用した価値を提供」
と
「デジタル」を使って、ビジネスモデルを「トランスメーション」できました。
オフラインでも、、、
配達でラストワンマイルを埋めることによる見守りサービス
地域のみんなで集まった料理を体験・食事をともにするオフラインイベントの開催
などなどもできそうです。
ぱっと考えついたものなので、これがうまくいく可能性は限りなくゼロに近いと思うのですがw、
存在意義・提供価値やビジネスモデルを見直した上で、事業を再構築していくということはこんなイメージをもっています。
わたしが「これぞ、DX!」と思った、ウォルマートの事例を貼っておきます!
DXは経営者自身が、自社を定義し直す、とてもコミットメントが求められるもの。マネジメントではなく、リーダーシップが必要。
ただ、とてもダイナミックでインパクトが大きいミッションなので、わたしもチャレンジしてみたいなーと思ったりもします!
まとめとお知らせ
「DX」というバズワードのもと、「デジタル化」が進むことはいいことですし、DXするための第1歩はデジタル化だと思います。
が、「デジタル化」でとまってしまうと、「2025年の崖」は超えれないし、日本の未来も明るくならないので、真の「DX」が進むといいなーと願っています。
願ってばかりではなく、なにか貢献ができないかということで、、、
LINEと外部SaaSを連携する=デジタル化 することで
DX推進のお手伝いができればと思い、
オンラインイベントを開催します!
よろしければぜひご参加ください!!
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