パイオニアでちゃんと勝てるチャンドラ バーンを組みたいと思います 番外編
チャンドラ・バーンをここまでいろいろ調整してきました。なかなかやれる気がしてきているので、今月末の地元のFNMパイオニアや開封杯に次男がこのデッキを握って対戦するのを楽しみにしてます。
パイオニアで使用することができるチャンドラカードは15種類あるにもかかわらず、チャンドラ・バーンに採用したのはそのうち8種類でした。他の7枚はなぜ採用されなかったのか?残念ながら使えないからですね。今回は番外編ということでこれらの8枚を順番になぜ採用しなかったのかを書いていこうと思います。本編はマガジンとしてこちらにまとめています。
完全にプレイアブルじゃないというカードもあれば、チャンドラ・バーンというチャンドラを横並びにさせる特殊デッキのため採用できないというカードもあります。
《紅蓮の達人チャンドラ》は当時のスタンダードや以前にモダンで採用されるなど、デッキのコンセプトに合えば十分使える可能性のあるカードです。[+1]能力は対戦相手への1点火力であると同時に対戦相手のクリーチャー1体に1点ダメージを与えながら、ブロックできなくします。チャンドラ・バーンではクリーチャーでアタックしていくことを想定していないので、ちょっと使いづらいですね。[0]はデッキトップを追放して、このターンにプレイすることができます。プレイできるカードの種類が限定されていないので、悪くありません。奥義の[-7]はデッキトップ10枚をみて、その中からインスタントかソーサリー1枚を選んでコストなしで3回唱えることができるので、強い呪文を唱えることができるとゲームを決めることができます。このデッキではインスタントとソーサリーはクリーチャー除去に寄せているので、奥義を強く使いづらいのが難点です。それに加えて4マナのため、この帯域は《反逆の先導者、チャンドラ》や《炎の職工、チャンドラ》というデッキにマッチしたカードがあったというのも逆風でした。
《炎呼び、チャンドラ》は[+1]能力で3/1のエレメンタル・クリーチャーを2体出せるのが強く、[0]能力で手札を捨てて、捨てた枚数に1を足した枚数ドローできます。衝動的ドローではないので能力としては使いやすいです。[-X]で各クリーチャーにX点ダメージを与えます。6マナで戦場に出てきて、まずは盤面を[-X]で整理した上で、[+1]を連打するような使い方が想定されます。このコンセプト自体はチャンドラ・バーンに合わなくもないですが、初期忠誠度が4というのが難点です。6マナ域で出てきて全体3点火力でどれだけ盤面に影響を与えられるかは未知数です。それであれば同じ6マナの目覚めた猛火、チャンドラの[-3]で事足りると言えます。
《紅蓮の俊英、チャンドラ》はプレインズウォーカーデッキに収録されたカードで、プレインズウォーカーデッキは総じて弱めのカードという一般的な見方を覆さない感じです。《反逆の先導者、チャンドラ》のわかりやすい下位互換になっていて、6マナという重さもあってデッキ採用について検討の余地がありませんでした。
《勇敢な紅蓮術師、チャンドラ》もプレインズウォーカーデッキに収録されたカードです。6マナのカードとしては[+1]のプレイヤーに2点+(赤)(赤)と[-3]に単体3点火力が弱く、4マナ域のチャンドラで代用ができてしまいます。[-7]はプレイヤー、クリーチャー、プレインズウォーカー全体に10点火力とかなりダイナミックな能力になっています。戦場に出て3ターン目、《炎の侍祭、チャンドラ》と組み合わせて出て2ターン目にこの奥義を撃つ前提でプレイするのであれば採用の可能性はあるかもしれませんが、他の6マナ域のチャンドラと比べると選択肢が限られるのが採用しなかった理由です。
《新米紅蓮術師、チャンドラ》の[+1]能力はエレメンタルに+2/+0修正するのですが、このデッキではエレメンタルは《チャンドラの火炎猫》が2体と《炎の侍祭、チャンドラ》の[0]能力で2体を出てくる1/1だけです。あとは[-1]と[-2]となっているので、いくら初期忠誠度が5で高めとは言え使えないですね。
《炎の憤怒、チャンドラ》もプレインズウォーカーデッキ収録のカードです。全ての能力が火力になっています。初期忠誠度4で[+1]能力で2点火力を飛ばしながら奥義の[-8]能力の10点火力にまで到達するのはかなり悠長なデザインになっているので、6マナという重さを考えると採用の余地はありませんね。
《炎の心、チャンドラ》はパイオニアで使用できる唯一の5マナチャンドラということで一番最初に組んだデッキには2枚ほど採用したのですが、5マナのカードとしては弱いため、これなら替わりに6マナ域の強いチャンドラを採用した方が強いだろう!ということになりリストラしました。2つの[+1]能力が2点火力と手札を捨てて3枚デッキトップから衝動的ドローという他のチャンドラで代用が利く能力の上、初期忠誠度5にも関わらず奥義が[-9]とかなり遠いデザインになっています。しかも[-9]能力は赤6マナを加えながらライブラリーと墓地から望む枚数のインスタントかソーサリーを持ってきて、そのターンに唱えられるという微妙な能力。なぜ最初に採用したのか自分を疑うレベルの弱弱カードですね。
《勝負服纏い、チャンドラ》が次のローテーションでスタンダード落ちするので、すぐには無理かもしれませんが3マナ域の別のチャンドラがスタンダードで収録されるのを楽しみに待ちたいと思います。
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