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カメラだけでなく何かを上達するには

さて、今更ですがこのノートは上達をメインテーマにやっています。

今日は上達する際に意識すると割といいなと思っていることを書きます。

意識するだけなので、すぐにできますが、逆に意識していない人はずっとやってないと思うので、

これを見て、意識してやるかどうか決めてみるのもいいかもです。

何かを上達するうえで、僕が一番大事にしていることは、

経験値からしっかり予測する事



直感に"反するハズだ"と仮説を立てる事



2つをやる事です。
 
1つ目は簡単ですね。
経験値予測は
例えば、
自転車に乗れる人がバイクに乗る時

経験値が活きそうですよね。

軟式テニス経験者が硬式テニスに移った時も、独特の特徴はあるものの最初からある程度上手いです。


で、大事なのが2つ目の

直感に反するハズだ


という予測。

個人的にこれがあればセンスが無くても、良いように見せることができるなぁとも思います。

これはどういうことかと言うと

何かを上達する時に、

すぐにできて簡単だと言われることは、

たいてい経験予測の通りであることが多いです。

イメージした通りにやってその通りでできる。

これが割と簡単なことです。

習得が難しいものというのは、

直感や予測に反するような、普段の自分では使わないような体や意識の使い方が必要だったりします。


例えばノコギリの刃の向きは

日本のものは引く方向で切る
アメリカなどは押す時に切る

ようにできているそうです。

直感的には引く時に切るのって力が入らなそう!って思ってたんですが、

押す時に力を入れないから、ノコギリがたわんだりしなくて実は切りやすいんですね。

また重い荷物のカートやキャリーも押すより引くほうが楽な時もあります。


例えば野球でもテニスでも、テイクバックをした時に反対の手を前に出した方がいい。

というのもなかなか気づきにくい話だと思います。

野球のピッチャーは投げる前に、左手のグローブを前に出します。(右利き時)

そして投げる時に左手を体に向かって引きつけ 、それと入れ替わりに右手が出てきます。

そうすることで体の左右前後のバランスが取れてうまく投げられるんですね。

あんまり逆の手に意識ができる人はいないと思います。

マニアックな例で言うと、
僕のやっていた ジャグリングにディアボロという道具があります。

これは糸の上でコマを操るのですが、

いつ回転がかかるかというものが、最初はかなり 直感に反しています。
コマを押す時と引く時に回転がかかりますが、引くことを意識するか、反対側の手で押すことを意識するかで、かなり操りやすさが変わります。

いろいろ例を挙げましたが、

体が最初に自然にやったことが、間違っているという領域は結構あります。


そういった領域が習得が難しいとされるものであることが多いです。

また、それを軽々とクリアしていく人に、
人々はセンスがいいという思う傾向にあると思います。

一応例外として、精密機械のような反復が求められるもの、安定が求められるものは体と頭で覚えるしかないので少し変わってきます。


例をたくさん出してしまいましたが、

これが例えば視覚芸術とかでもそうだと思います。


一見このように見えるがよく見ると違う
こんな印象だが、それを構成するものは反対のもの

というような気づきにくいものがたくさんあると思います。

身体動作によって自覚することがない分、さらに難しいかもしれないです。


自分の最初に見た見立てや予測が

間違っているはずだ、と思って突拍子もないようなものをしてみる。

これが意外に新しいけど

センスよく上達するための、近道の一つだと思います。


どうせ失敗するなら思いっきり 上と下に振れ幅を持って失敗する。

自分の直感は間違っているはずだからもっと意識外のことをやる。

その意識で何かにトライすると一気に解決する可能性があると思います。


そうすると、

他から見ると異常に上達が早い人に見えて、センスのある人だと勘違いされることがあります。

あくまで僕の経験値ですが、

私はそうやって人より早く上達してきた実感があります。

みなさんも興味があれば試してみてください。

それでは長くなってしまったのでこの辺で。

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