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【雑談】生類憐みの令、動物愛護

世の中の風潮を「嫌だな」と感じた人が行動を起こして風潮を変えた──こんな事例はいろいろあるようです。

以前に視たテレビ番組によれば、徳川綱吉は殺伐とした世の中が嫌で、生類憐みの令を出したのだとか。

当時、巷には関ケ原の合戦の空気が残っていて、世は殺伐としていた。それを変えたいと思い、綱吉さんは「犬を大切にしなさい」というお触れを出した。
やがて、みんな犬をかわいがることを楽しむようになり、町の空気が穏やかになっていった──こんな話だったと記憶しています。

もちろん、私は綱吉に会ったこともなければ当時の日本を直接知っているわけでもありません。だから、この説の当否はわかりませんが、ありそうなことだと思うし、なにより、この話が好きです。

シュウエル Anna Swell が『黒馬物語』を書いたのは十九世紀。馬が虐待されていた世の中に問題を投げかけたそうです。
徳川綱吉が生類憐みの令を出したのは、それよりずっと前、十七世紀のことです。

歴史の話というと“国盗り”や革命が扱われることが多いように感じますが(とくに日本史)、想いのこもった政(まつりごと)も大きく取り上げてくれたらいいなと思います。

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