《ニューヨークにて》 M&Aを上手くやる方法は? 先日、こんな質問を受けました。 上手くやる方法があるなら、むしろ教えてほしいです笑。この10年でM&Aを何社かやってきて、やることは毎回異なりますが、変えずに固定させてきたのは『改革のスケジュール』です。 売り出される会社はだいたい難癖があります。当社のような規模の会社にオファーがくる案件は、「良い会社に高く買ってほしい」というオーナーのハッピーエグジットというより、「もう自分の手ではどうにもならないので何とかしてほ
本田技研工業の「3つの喜び」が好きでして。 創業者、本田宗一郎が拘ったポリシーとして有名ですが、驚くのはホンダが創業して間もない頃にはもうこれが出来ていたこと、そしてそれが今もなお全社のポリシーとして貫かれていることです。 *「3つの喜び」を転載 私は吾が社のモットーとして「3つの喜び」を掲げている。即ち3つの喜びとは、造つて喜び、売つて喜び、買つて喜ぶという3つである。 第1の造る喜びとは、技術者のみに与えられた喜びであつて、造物主がその無限に豊富な創作欲によつて宇宙自
今月から長野と東京のデュアルライフが始まりました。今のところは半々の割合ですが、徐々に長野の時間を増やしていき、今年の7月からは長野:東京=8:2くらいにしたいなと思っています。 倒産した会社から昨年10月に買収した駒ヶ根工場(長野県駒ヶ根市)も、もともとその会社で勤務していたスタッフたちを全員再雇用して、12月から稼働が始まっています。さすが化粧品工場でモノづくりをしていたメンバーたちです、きちんと仕事をしてくれて安心できます。 そしてこの駒ヶ根市でいよいよ今週から新会
以前のブログでも書きましたとおり、今まで複数のM&Aを行なってきました。そして、今後も積極的にM&Aはやっていきますし、今も10件ほどのM&A案件を同時に進めています。 まだまだ未熟ながらにもM&Aで難しいと感じているのは、買う買わないの判断でもなく、買う場合の値付けでもなく、契約締結後のPMI(統合プロセス)だと感じています。今までのM&Aは何とか失敗せずにやってきましたが、たまたま失敗しなかっただけで、成功の法則を持っている訳ではありません。 今日も売却希望のオーナー
土曜日ですが出勤日のサティス製薬です。 今日は終日にわたって技術開発周辺の会議が行われてまして、午前中はそのうちのひとつ『有効性No.1の化粧品創造会議』。 この会議は、「特定の美容テーマに対して、業界一の有効性を発揮してる商品を世界から探し出し(探せる範囲で)、それを『日本の天然素材と日本の技術で上回る有効性化粧品を創り出す』事を目的にした技術創造の会議」です。 1件目は、植物ヒト型セラミドを用いた『角質バリア機能の修復が最も早い美容液』。和栗の皮から発見した長鎖ヒト型
脱税かぁ、、、 ヘルスケア(広義の意味)で急成長してた企業だったため残念です。 メディアハーツ社は青汁のほか化粧品も販売していますが、当社とは取り引きがありませんし、三崎さんとの面識も私はありません。だから、三崎さんがどのような信念やスタンス、考え方を持つ経営者であるのか全く分かりません。ですし、脱税についてもまだ”疑いがある”って段階ですので、三崎さんに関する私の感情は”擁護も非難もない中立”であるため何のコメントもありません。 ただ、ここまで頑張って会社を大きくした(つま
昨日のブログで、 1)トップがやるべき事を決める 2)トップがやらない事を決める と宣言したので、今日からさっそく整理を始めています。 今日、やらないと決めたことは「社員が部署を異動する際に行う面談」。サティス製薬では「ジョブチャレンジ(略称ジョブチャレ)」という、自ら部署異動を申し出れる制度があります。組織テーマを『変化力』としてるため、変化する対応力の基になる多部門経験は大事なのです。 増して自ら手を挙げてるジョブチャレは、当社の組織カルチャーである『主体性』ある行動
サティス製薬の施設は2箇所あって、『現在』を維持・前進させている施設としての本社工場(埼玉県吉川市)、要するにプロフィットセンター。と、『現在』に対して『未来』を設計・創造している施設に研究所(東京都江東区)があり、こちらはノンプロフィットセンターいう立ち位置になります。 サティス製薬の拠点はこの2拠点ですが、グループ全体としては昨年入手をした駒ヶ根工場(長野県駒ヶ根市)など工場があと3拠点、店舗が都内に3拠点、店舗の本部事務所が1拠点と、全部で9拠点が関東甲信越に点在して
仕事上、色んな化粧品を使います。 自社で開発・製造されたモノの方が使っている割合が圧倒的に少なくて、日々使用する化粧品(スキンケア)は9割くらい他社品です。スキンケア製品は何でも使います。 中でも洗顔料への関心が個人的に高いです。 前職で、開発部へ異動してから最初に与えられた処方開発のテーマが「洗顔料」だったこと。そのテーマとは別で、業界から高い評価を初めて得た技術も「洗浄」だったこと。などなどから、洗顔料には仕事を超えた関心があり、尋常ではないほど数多くの洗顔料を使ってき
昨日はメデュラのMTG。1月までの販売状況と製造原価などなどを報告受けました。どうやら順調なようで何より。よかったです。 メデュラと言えば、、、 パーソナライズ・ヘアケア・ブランド『MEDULLA(メデュラ)https://medulla.co.jp/ 』がローンチしたのは2018年5月。発売した時点ではサティス製薬ではなく、他社が当該商品の製造を行なっていました。 メデュラのローンチに向けて最も苦労したのは、多品目にパーソナライズされた商品を製造してくれるOEM受託会
有難いことに、いま8社ほどのM&A案件(売却)を話として頂いていて同時進行中です。先日も、デューデリジェンスの報告を1件、監査法人から受けました。 ディールブレイクする発見はなかった、との事でホッとしつつ、 高っけえなあ と。でもって資金調達どうするかな、と固唾を吞んでます。 今まで何社もM&Aしてきましたが、買収する会社の規模が大きくなってきているので、買収額自体はもちろん高額化しているし、FAへの報酬も連動して高額化しているし、規模に伴ってDDの費用も高額化している訳
今日は『有効性No.1の化粧品創造会議』。 この会議は、「特定の美容テーマに対して、世界一の有効性を発揮してる商品を世界から探し出し(探せる範囲で)、それを『日本の天然素材と日本の技術で上回る有効性化粧品を創り出す』事を目的にした技術創造の会議」です。 当社のとある開発マンがシワ改善のテーマに取り組んでいて、今日はその中間報告が行われました。そして次のステージに開発を進めるか否かを私がジャッジしなければなりません。 ちなみに、シワ改善分野の素材最高峰は何と言ってもレチノール
すみません。今日はやや内輪ネタです。 昨日の社員総会・閉会の挨拶を、社員のため、未来の社員のためにここに記録しておきます。 ー(以下、発言を文字起こし+加筆)ー サティス製薬は、『アジアNo.1の綺麗創造企業になる』をビジョンに持つ会社です。これは、アジアで最も綺麗を創り出して社会に貢献した会社になろうって事なんですが、具体的に創り出そうとしているのは以下の3つです。 ・市場を創る 皮膚を綺麗にしたいと思っている多種多様なアジアの人と、科学で証明された有効性を持つ化粧品
日本サブスクリプションビジネス振興会って法人が発足して、その発足式が昨日あったので顔を出してみました。 https://subscription-japan.com/ 発足式でこれと言った学びはありませんでしたが、今後の活動では幅広くサブスクリプションビジネスのケースを知れる機会が提供されるようです。 この発足式にお越しのゲスト数名と会話をしたんですが、サブスクリプションを、 ・オンラインで ・長期に購入してもらう仕組み というイメージで語っている人が多かったです。 はい、
先週末は体調を崩してしまい、いくつかのアポイントをキャンセルすることに。。大変失礼をしました。去年、長年悩まされてきた高熱の原因「扁桃腺」を取り除いたんだけど、やっぱりまだ喉は弱いなあ。 ・ ・ さて、今週の土曜日はサティス製薬の『社員総会』です。全社員が集まる少ない機会のひとつで、年2回やっています。一般の会社でいう「株主総会」のようなアジェンダになっていまして、”人生の時間”と”情熱”をかけてくれている社員たちこそ当社の株主である、との考えからそうしています。 なので
生涯学習、なんて言葉で昨日のブログを締めましたので、他に行なっている『学習の取り組み』について今日は書きますね。 ちょうど昨日実施してきた定例の勉強会を紹介しますが、学習の対象者は”私限定”です。つまり経営者としてのレベルアップが目的の勉強です。 この勉強会は、絶大な信頼の元で遠慮なく刺激し合える経営者たち10名が毎月集まってやってるもので、いくつかのオリジナル・コンテンツがあるんですけど、メインコンテンツのひとつに『模擬経験プレゼンテーション』というものがあります。 こ