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130、2つの観点の話

こんにちは。

今日は友人との飲み会で「なるほど!」と思った出来事と、最近の仕事で意識していることを結びつけて、この記事を書いてみました。


姉弟のエピソードから学んだこと

飲み会で「何人兄弟?」という話題になったとき、自分は末っ子長男であることを話しました。姉が2人いて、4歳と3歳年上。末っ子としてたくさんの愛情を受けた自覚もあり、また、姉たちが失敗する姿を見て学べたことが多かったと感じています。
(あくまでも自分が感じた主観ですので、世の中の末っ子長男の方がそうと言うことではありません)

その場で、二人姉妹の長女の友人が「上の兄弟は、妹や弟が失敗しないように自分でわざと失敗することもあるんだよ」と言ったのが印象に残りました。もちろん冗談交じりだったかもしれませんが、「背中を見せて教える」という責任感からくる言葉なのかもしれません。

自分は「姉がたまたま失敗してくれてラッキー」くらいに思っていましたが、もしかしたら姉が意図的に失敗を通じて何かを教えようとしていた可能性もあるわけです。これは「見る人の立場によって、同じ出来事でも全く違う解釈になる」ということを再認識する瞬間でした。

ビジネスにおけるユーザー観点と提供者観点

この「見る人の立場によって見え方が異なる」ということは、最近の商売でも大事していることです。
そしてそれは2つの観点を学ぶことにつながっていくのですが、それが「ユーザー観点」と「提供者観点」という点です。

例えば、「売れるコップを作る」という課題を考えたとき、提供者側は「美しいデザインならお客さんに喜ばれるはず」と考えます。しかし、そのコップが思うように売れない場合、ユーザーに尋ねると「壊れにくさが重要」と言われることもあります。

さらに詳しく聞いてみると、「子供が使うので、まず丈夫さが大事」というニーズが浮かび上がってくるかもしれません。このように、提供者が自分の感覚で「多分これが求められている」と思い込むのではなく、実際に相手のニーズを確かめることが重要です。ユーザーの本音を引き出さないままでは、いくら魅力的な商品でも売れるとは限りません。

提供価値がニーズと一致することの大切さ

ユーザーの本音はユーザーが知っています。商売でうまくいくには、自分が提供できる価値と相手が求めているものが一致させていくことが重要になります。例えば、営業や商談でも相手のニーズに沿ったプレゼンができたときに初めて、契約が成立するものです。これはシンプルに見えますが、多くの人がつい自分本位で物事を進めがちなので、要注意だよと教えていただきました。

商売のコツとしては「自分が売りたいものを売る」のではなく「自分たちが価値だと思っていることをユーザーに届けて価値があるかの判断をしてもらう」ということが大事になると考えています。

今、目の前の友達が求めていることに、価値は提供できていますか?
価値提供ができているかわからない時は、まずは相手を知るところから始めてみると良いのではないでしょうか。


2つの視点を持ち続ける重要性

私自身も、以前は自分の視点だけで物事を考えてしまいがちでした。しかし、少し視点を変えるだけで新しい気づきや価値が見えてきます。姉とのエピソードやコップの例のように、相手の視点を理解しようとすることで、より良いサービスや商品を提供できるようになるのです。これからも「ユーザー観点」と「提供者観点」の両方を持ちながら、多くの人に価値を提供できるよう努力していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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