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138、「今に見てろ」というネガティブモチベーション

こんにちは。

忘年会シーズンということもあり、飲み会終わりの楽しそうな人たちが街を歩く姿を多く見かけるようになりました。

みなさん、飲み過ぎには注意してくださいね。

さて、今週は仕事で起きた「悔しかった出来事」に関して記事を書いてみようと思います。
個人的な感情を書きますが、ネガティブな話にするつもりはないので「へー、なるほどねー」というくらいの感じで読んでいただけると幸いです。


ネガティブモチベーションが目標達成に役立つ理由

まず、今週は仕事において自分の不甲斐なさが原因ではあるのですが、厳しい言葉をいただきました。
ここ最近、至らないことが多く、指摘をいただくたびに「確かに至っていないな」とちょっと気持ちが沈むような感情が続いていました。

ただ、今回はちょっと普段とは異なりました。
指摘していただいた後で、
「なんかむっちゃ悔しいから絶対見返してやる!!!」
という感情になりました。


目標達成において、一般的には「ポジティブな動機づけ」が重要だと教わる人の多いのではないでしょうか。
例えば、「成長したい」「より良いライフスタイルにしたい」という前向きな理由が人を行動に駆り立てるとされています。
しかし、実際には「失敗したくない」「現状に留まりたくない」「負けたくない」というネガティブモチベーションも、目標達成において大きな役割を果たすことがあると感じています。

ネガティブモチベーションとは?

ネガティブモチベーションとは、恐れや不安、失敗への回避といったネガティブな感情から生じる動機づけを指します。

具体的な例として挙げると
・「締切を守らないとクライアントに迷惑をかける」
・「健康を維持しないと病気になる」
・「結果を出さないと評価が下がる」

というような動機です。
これらの感情は一見ネガティブに思えます。
ただ、このようなネガティブなモチベーションは長くは続かないけど、短期間で爆発的な力を発揮すると思っています。
(あくまでも個人的な体感です)


ポジティブモチベーションとの違い

では、ポジティブモチベーションとネガティブモチベーションの違いは何があるのでしょうか。
ここを理解することで、両者を効果的に組み合わせることができます。

ポジティブモチベーションの特徴

  1. 動機の源:成功への期待

  2. 感情の種類:喜び、希望

  3. 行動への影響:自発的に行動を起こす

ネガティブモチベーションの特徴

  1. 動機の源:失敗への恐れ

  2. 感情の種類:不安、恐れ、悔しさ

  3. 行動への影響:必要性に駆られて行動を起こす

つまり、どちらが優れているというわけではなく、目標や状況によって使い分けることが重要になると思います。


では、どのようにしたらネガティブモチベーションをうまく活用できるのでしょうか。それにはいくつかポイントがあると思っています。

1. 恐れ、不安、悔しさを紙に書き出して認識する

まず、自分が抱いている恐れや不安、悔しさを具体的にリストアップします。「締切を守れなかったらどうなるか」「競合に負けたらどうなるか」「このまま言わせておけない」など、自分の感情と発生しうるリスクも紙に書き出してみましょう。

2. 失敗のシナリオをイメージする

「最悪のケース」を具体的にイメージすることで、危機感を高めます。
未達だったときに失うものは何か?
仕事ができないやつと思われたままにしておいていいのか?

最悪どんなことが起こるかをイメージすることで、予防策を考えたり、改善策を探し、決めることができるようになります。

3. 現実的な行動計画を立てる

恐れや不安に基づいて計画を立てる際は、以下のポイントを押さえると良いでしょう。
・リスクを最小化するための具体的な行動
・進捗を確認する仕組み

このように、うまく活用したら効果を発揮するネガティブモチベーションですが、これが過剰になると、行動が萎縮する可能性があります。
そのため、感情を冷静に分析し、現実的な範囲で行動に落とし込むことが重要となります。
不得手な時は得意な人の力を借りることも検討してみると良いかもしれません。


実際にネガティブモチベーションでうまくいった事例なども参考までに記載しておきます。

ネガティブモチベーションの成功事例

1. スポーツ選手のメンタル

多くのトップアスリートは、失敗への恐れを原動力に練習を重ねています。例えば、「負けるわけにはいかない」という強い想いが、日々のトレーニングを支えています。

2. 個人のダイエット目標

「健康診断の結果が悪かったら困る」という恐れが、食生活の改善や運動習慣を継続する力になることもあります。


ネガティブモチベーションと上手に付き合う

ネガティブモチベーションは、その性質上ストレスを伴います。
ただし、今回の自分の場合は、ものすごく効果的にこの力を活用できたようん感じます。
商売の現場でも、締切や顧客対応における「失敗したら信用を失う」「このまま改善しなかったら仕事ができないやつとレッテルを貼られる」という危機感が、今週の自分の行動を起こす爆発的なエネルギー源になったのです。

思い返せば、私の場合、一気に成果が出る時はいつもこの「悔しい!今に見てろよ!」という負けん気の強さのようなネガティブモチベーションをうまく使えた時のように感じます。

もしかしたら、今回厳しい言葉をくださり、叱咤激励してくださった方も、この負けん気の強さや、反骨心とも言えるようなエネルギーを発揮させるために発破をかけてくださったのかもしれません。

そう思うと、まんまとその手に乗っていますが、結果として成果につながったことなので、結果オーライなのです。

今、仕事やプライベートなど、何事においても「悔しい!」「負けたくない!」と思っている方は、ネガティブになってはいけないのではなく、それを前進するエネルギーに変えられたらそれで良いと思うのです。
むしろ、そうゆう負けず嫌いな人が、成功している人の中で多いような気がしています。
ちなみに、私の周りの経営者の方々は漏れなくみなさん負けず嫌いです(笑)
こう言うと「僕は違うよー」とおっしゃる方もいるかと思いますが、多分、ほとんどの方が負けず嫌いです。

今回の記事で、こうした負の感情を持っている人が、前進するエネルギーに変えてご自身の成果に向けた一歩を踏み出すきっかけとなれたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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