見出し画像

【術後2年半経過】レーシックでもICLでもない「ラゼック手術」をやった結果【視力回復手術】

「レーシックしました」と言えば誰にでも通じますが、「ラゼックしました」と言っても何それ? ってなるんじゃないでしょうか。

どちらも視力回復手術ではあるのですが、レーシックに比べるとあまり知名度がない……でもレーシックにはない大きなメリットもあるラゼック手術を受けてどうだったのかを記事にしておきます。

※注意事項※
私は医療従事者ではありません。 この記事は患者として手術を受けた経験をもとに作成しておりますので参考にされる場合は自己責任にてお願いいたします。

ラゼックってどんな手術?

そもそもラゼックとは何ぞやって話ですが、私の経験をもとに言えば「術後はレーシックより傷が痛いし色々大変だけど、目の状態が安定すれば顔面に衝撃を受けるスポーツ(格闘技とか)をやっても大丈夫な視力回復手術」といった感じですかね。

実はレーシックを受けると目が衝撃に弱くなって格闘技などハードなスポーツができなくなります。私は趣味で空手をやっていた(※現在は休止中)のでこのデメリットが受け入れられず、目の強度を維持できるラゼックを選択したわけです。価格的にもレーシックと大差なかったので。

痛みと術後のケアについて

当たり前ですが手術中は麻酔が効いているので痛みは全くありません。手術中の視界は水中で目を開けているような感じでした。

手術をした直後から1週間は外出時に保護眼鏡(UVカット仕様)を装着することになります。これはクリニックで買うこともできます。1週間経つと眼鏡をかけなくても良いことになっていますが、1か月くらいはなるべく紫外線が目に入らないよう気を付けて過ごしたのを覚えています(神経質)。

痛みに関しては手術当日の夜から徐々に痛みだし、2日目の夜にはもう目を開けていられないほどになりました。処方されていた痛み止めは飲んでいましたが、それでも痛いです。

飲み薬タイプとあわせて処方される目薬タイプの痛み止めをさすと一時的に楽になりますが、1時間もするとまた痛み始めます。あまり使いすぎないようにとは言われていたものの、痛みに耐えかねて何度もさしてしまいます。さしてもさしても1時間くらいで痛くなってくるのでキリがありません。

そこで目薬をさして痛みが和らいだタイミングで眠りにつくことにしました。そうして痛み止めをぶち込んでは眠るのを繰り返しながら過ごしました。

私の場合は術後3日目が痛みのピークでなかなかしんどかったです。こればかりは我慢するしかないですね。

それから他のクリニックはどうだかわかりませんが、新宿近視クリニックの場合ラゼックは術後の検診回数がレーシックより多かったです。これもレーシックと比較した場合のデメリットになるかもしれません。

レーシックの定期健診は、翌日・1週間後・3ヵ月後と合計3回とのことでしたがラゼックだと翌日・4日目・1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヵ月後と6回ありました。2倍です。

つまり3か月ほどで通院が終了するレーシックと違いラゼックは半年続きます。確かに長い……ですが、激しいスポーツが二度とできなくなってしまうことを考えれば数か月の差なんて誤差みたいなものですかね。

あと一応言っておきますが術後の検診だけでなく、手術するまでにも検査を受ける必要があります。そもそも手術を受ける必要があるのか、受けても大丈夫なのか等々お医者さんに見極めてもらわなければなりません。その検査は1度では終わらず複数回受けることになりますね。

といっても大半のクリニックは一般的な病院と違って土日祝も朝から晩まで営業しているので、サラリーマンの私でもスケジュール調整は容易でした。そこは安心していいと思います。本当に助かります。

1週間ほど休みを取るのがオススメ

先ほども述べたとおり3日目ぐらいまで仕事どころか日常生活もままなりませんでした。

この3日間は両目が使い物にならないと思ったほうが良いですね。家事とか食事の作り置きとかは手術の前に済ませておくのが良いです。仕事もなるべく片付けておきたいところ。

4日目から痛みが和らぎ楽になったのですが5日目ぐらいまで視界が不鮮明な上、PCやスマホを見ると頭痛がします。こうなったらオーディオブックを聴くとかしながら目を閉じて大人しくしてるのが良いんじゃないですかね。

そんな状態ですし翌日の検診と1週間後の検診が控えていることも考えると手術当日~1週間ぐらいは休みをとれるのが理想です。

私はゴールデンウィークの初日に手術を受けられるよう調整してもらい、連休の間にある平日には有給休暇をぶち込んで何とか休みを確保しました。もちろん一週間分の仕事を終わらせるために休み前はヒーヒー言うことになりましたがw

また手術直後に医療用のコンタクトレンズを装着してもらうのですが、これは目玉が回復するまで保護するためのもので1週間つけっぱなしになります。起きている時も寝ている時もずっとです。1週間検診の際に外してもらえるのですが、それまでは入浴や洗顔の際に誤って流したりしないよう注意しなければなりません。

というか、当分の間は目に水が入らないよう気を付ける必要があります。1週間検診でコンタクトを外した後も1か月はなるべく目に水が入らないように過ごします。

……といっても、風呂に入れば多少は入ってしまうのですが。

少し入ったくらいなら大丈夫でしたが、それでも頭や顔を洗う際はかなり気を遣っていました。

効果はすごくあった

そんなこんなで最初の1週間から1か月ぐらいは少々苦労しましたが、トータルで見ればやってよかったです。目の痛みと出費を乗り越えた価値はありました。

私はもともと視力が両目で0.05と超近視でした。生まれてからずっと視力が良い人には理解できないと思いますが、裸眼だと視力検査表の一番上にある大きなCが見えませんでした。

それがこの手術で両目1.0近く回復したのだから驚きですね。眼鏡もコンタクトもなく生活できることがこんなに素晴らしいとは思いませんでした。

ちなみに手術を受けてから2年以上経過した2024年現在でも視力は維持できています。

視力回復手術はICLのようなものを除けば自分の身体に不可逆的な変化を加えるもので、やるまでは不安でしたが今となっては後悔は一切ありません。

これから何十年も裸眼で過ごせることを思えば最初の数か月の苦労なんて大したことはありません。今後も視力を落とさないよう気を付けて生活します。暗い部屋でスマホ見るとかNGです。

まとめ

・ラゼックは術後痛いけど目玉の強度を保てるからハードなスポーツをする方におすすめ。
・個人差はあるだろうが術後3日くらい両目が使い物にならない。できれば1週間休みたい。
・この先ずっと裸眼で過ごせると思えば数か月の苦労なんて苦労じゃない。

いいなと思ったら応援しよう!