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バイク免許(普通自動二輪車免許)を取得~納車までの3カ月まとめ

どうもこんにちはKENMAです。今回は400ccまでのバイクに乗れる免許(いわゆる中型二輪とか普通二輪とか呼ばれるやつ)を取得するまでの流れをざっとまとめます。

これから教習所を選ぼうかな~みたいな人の参考になれば幸いです。

教習所選び

私は社会人なのでまとまった休みとかは取れませんから合宿免許は不可。通学して取得することで決定。

原付も車も所有していないので電車で行くしかないんですが、教習所はそれなりに土地面積が必要なこともあってか都心部にないんですよね。それも、駅から30分近く歩くところにあったりします。

でも殆どの教習所では送迎用のバスを運行しているので、自分にとってアクセスしやすい場所をバスが通っていれば問題ナッシングということで、中野駅までバスが通っているコヤマドライビングスクール石神井校に決定。

ちなみに私以外の社会人の教習生は車やバイク等をすでに所有しているらしく、自分で運転して通学しているようでした。

つまり送迎バスを利用している人のほとんどは学生です。ピチピチの学生さんが大勢乗るバスに一人だけアラサーが混ざるのはちょっと恥ずかしい気もしますが気にしたら負け。

私はまだ20代なんだ(事実です)と強いきもちを胸にありがたく送迎してもらいました。運転手さんお世話になりました。

入校申し込みはネットと対面

コヤマドライビングスクール石神井校ではネットで事前に申し込みをした上で現地に行って手続きをする体制でした。たぶんほかの教習所も同様だと思うので一度ホームページを見ておきましょう。

資料請求とかはしなくても大丈夫

今時どこの教習所も公式サイトくらいは持っているし、それを見れば「取得できる免許の種類」「料金」「送迎バスが通るルート」「営業時間」がわかります。それで十分です。

ほしい免許が取れるのか(教習所によってはバイクの教習をしていない)、料金は高すぎないか、送迎バスは近くまで来るのか、自分が行きたい時間に営業しているのか。それだけ分かればいいんじゃないでしょうか。

教官が嫌なやつだったらどうしようとか不安な人は一応口コミとかも見ておくといいかもしれませんが……正直アテになりません。

教官と生徒はしょせん人間と人間で相性があるし、同じコミュニケーションでも人によって感じ方が違うわけですからね。

私もコミュニケーションが大得意ってわけじゃないので教官が怖くないかと心配になる気持ちもわかりますが、何を目的に教習所に通うのかを強く意識しておくべきだと思います。

友達を作りにいくわけじゃなくて、免許を取るのが目的ですよね。だから下手すぎて教官に呆れられようが、ほかの生徒に馬鹿にされようが関係ありません。結果的に欲しい免許が取れて乗りたい乗り物に乗れたら完全勝利です。

嫌な奴がいたとしても二度と会うことはありません。さっさと忘れて楽しいツーリング・ドライブに出かけましょう。

繁忙期に入校してしまった

そんなこんなで通うところを選んで、入校金を握りしめて手続きに向かったのが2024年2月末のこと。お察しの方も多いと思いますが教習所の繁忙期は大学生が春休みに突入する1月~3月です。

この時期に車の免許を取得しようと学生が押しかけて教習枠を埋め尽くすので、技能教習の予約がひじょーに取りづらくなります。

かくいう私も2月末に入校したのに、最初の技能教習を受けることができたのは3月の半ばでした。

毎日毎日WEB予約フォームを開いて空きをチェックするのですが、どの枠も満員御礼でアラサーが入り込む枠なんてありません。

追加料金を払えば確実に予約が取れるメニューなんかもあったりするんですが、そこで私はお金をケチってしまいましたのでね……。お金に余裕がある人は、そういうプレミアムなコースを選んだほうがいいと思います。

空きがあっても平日の日中とかで仕事を休んでいくわけにもいかず。

かといって平日の夜間や土日は人気で押さえらえず。

どうしたもんかなと。

早朝キャンセル待ちで乗車時間を確保

そんな私にもキャンセル待ちがあります。特に、教習所が営業開始した直後の朝イチが狙い目です。

皆様もご存知のとおり、学生は朝が弱いのです。

自分で予約したにもかかわらず「寝坊した」「二日酔い」「疲れてる」等の理由で教習をドタキャンする人が朝はたくさんいるわけですねw

社会人からすれば「舐めとんのか」と言いたくなるような事情で発生するキャンセル枠にありがたく滑り込ませてもらいます。

そういうわけで仕事が休みの日は朝っぱらから教習所に出向いてキャンセル待ちをして乗車時間を稼ぎました。待ち時間は資格の勉強をしたり好きな小説を読んだりして過ごせば大して辛くありません。

最初はエンストと立ちゴケの嵐

「それでは跨ってみましょう」と言われてCB400SF(教習車仕様)に跨ったとき両手・両足が緊張で震えたのを今でも覚えています。最初だけですぐ慣れましたけどね。

最初の課題は発進。1速で半クラッチにしてスロットルをゆっくり捻る……のですが、スロットルを開く力加減が難しい。どうしても開きすぎて、ふかしすぎてしまう。

そんな感じでアクセルの力加減に気を取られているとクラッチ操作が疎かになってエンストしまくり。なかなか走り出すことができません。

そして立ちごけ。日頃運動していたこともあって引き起こしは難なくできましたが、車重が200kg以上あるCB400SFを乗りこなすのは原付すら乗ったことのない私には簡単なことではありませんでした。

特に曲がり角で失速すると立て直せず転倒……このパターンが多かったです。一番苦手だったのはクランクで細い道でコーンに接触しないよう、ゆっくりと90度旋回するのが難しい。

平均台とか急制動とかはそこまで苦戦しませんでしたが、とにかく曲がり角での失速→転倒のコンボが私の最大の弱点でした。

クラッチが重い

教習車にアシストスリッパークラッチはないのでクラッチが重いです。

緊張もあって強く握りしめることもあって慣れるまで左手が疲れました。慣れたらなんてことありませんが最初のうちはそういうものと覚悟しておいたほうがいいです。

1段階の6時間目くらいには慣れた

最初は苦戦していた発進は教習車に跨って6時間目にもなると、だいぶ慣れてきました。

毎週末にキャンセル待ちで通うだけでも確実に上達していく感覚があり、1段階のみきわめを迎える頃には教習車に乗るのが楽しみになってきました。

余裕が出てくると、自分に割り当てられた車体に「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と挨拶してみたり。

この頃からバイクが好きになってきたんですね。

4月下旬に無事卒業

キャンセル待ちを中心に乗車時間を確保していった結果、約2か月後の4月末に教習所を卒業することができました。

卒業検定ではエンストも立ちごけもゼロ。ただ苦手なクランクは間一髪でした。危うくコーンに接触するところでしたね。というのも最後の教習から2週間も間隔を空けた上での検定になってしまったからです。やはり土日に検定を受けたい人が多いので、どうしても順番待ちになってしまうんですよね。私も土曜日に受けましたが待合室はほぼ満員でした。

5月上旬に免許センターで免許発行(半日かかった)

個人的にしんどかったのが免許センターでの免許発行です。

教習所を卒業したらすぐに免許がもらえるわけではありません。教習所でもらえるのは卒業証明書です。その卒業証明書をもって、各都道府県に置かれている免許センター(平日しか受け付けてくれない)に行って免許証を発行してもらう必要があります(有料)。

持参物は免許センターのホームページに書かれているほか、教習所の人に教わることもできます。

私が行った埼玉県の運転免許センターでは車の免許を持っている者がバイクの免許を追加取得する場合は13:00~13:45の間に受付を済ませよ、ということなのでその時間に間に合うよう到着。

必要書類を記入して受付をするのですが、まず気になったのが職員のしゃべり方が完全なるタメ口であること。接客業じゃないにしても、もうちょっとマシな話し方をしてもらえませんかね。こちとらあなたの部下じゃないんですが。

そういえば住所変更手続きのために警察署に行った時も警察官はタメ口6:敬語4くらいの喋り方でしたね。国家権力とは恐ろしいもんだ。

免許もらえないと困りますし、ひろゆきじゃないんでタメ口にタメ口で返したりはしませんけど。

まあ、こう考えることもできますね。タメ口をつかわれるうちが華だと。そのうち嫌でも気を遣われる年齢になってしまうので、まだ若い証拠と思っておくことにします。

それはいいとして、発行までの所要時間がヤバい。

13:20ぐらいに受付して、支払いやら視力検査やら安全講和やらを済ませ、最終的に免許をもらって解散となったのが16:40ぐらい。約3時間半かかりました。運転免許センターまでの行き帰りの時間を含めると半日潰れたことになります。ここまで長いとは予想外。

もし将来大型二輪免許を取得するとなると同じ工程をもう一度踏まなければなりません。とほほ。

いやほんとに勘弁。

無事バイクデビュー

様々な障壁を乗り越え、2024年5月18日(土)。

私のもとに人生初のバイクとなるninja400が納車されました。

2022年モデル(超カッコイイ)

中古ですが低走行距離で状態が良く、欲しい装備がほぼ付属していたので決定。このninjaが私の相棒になりました。

納車してから5カ月ほど経過した現在4,000kmほど乗りましたが飽きることなく良いバイクだと思うばかり。ますます好きになっています。これからも一緒に走りたいですね。

皆さんも楽しく安全なバイクライフを!

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