Satoshi

留学時代のトラウマ経験を踏まえ、「英語発音の見える化」という全く新しい英語発音習得プロ…

Satoshi

留学時代のトラウマ経験を踏まえ、「英語発音の見える化」という全く新しい英語発音習得プログラムの開発を試みている、「もうすぐアラフィフサラリーマン(社内起業家)」です。夢と情熱しか持ち合わせておりませんが、日々感じたことを綴って参ります。皆さまからの御意見お待ちしています。

最近の記事

Lego型人間、ジグソーパズル型人間

少し前に以下のYouTubeやWebisteを拝見して「はっ」としました。世の中には、Lego型学習(教育)、ジグソーパズル型学習(教育)があるだなぁと。 確かに自分はジグソーパズル型の学習(教育)が中心だったかもなぁーって。ただ、いつもどこかでLego型の生き方や考え方に憧れがあって、それで今回Intrapreneurとして挑戦してみようと思ったのかもしれないと。(当時44歳で既に今は46歳です!)  自分の人生を振り返って、よく考えてみると、小学生低学年の頃から、授業

    • 拒絶に耐える勇気

      実はこれ、毎日感じることです。 私は出向の身で、依然、会社員な訳ですが、日々Idea OwnerとしてPotential UsersからのFeedbackを得ることは、今までに経験したことのないとても直接的な遣り取りなんです。 自分のアイディア=自分自身という側面が大きい為に、インタビューや実験の結果次第では、深く傷付くことがあります。 自分と言う生身の人間と、プロジェクトの間に上手く線引きが出来いないことが多く、聴取した結果をどうやって受け入れるべきか、深く悩むんです

      • Userの動機を理解して世に小さな変化を起こす

        全ての起点が消費者のMotivationであることは、ここでも明白で、彼らの細かな動機を理解し、SolutionやProductをDesignをすることが重要であると私も常々感じています。 また、人の抱える問題はそう簡単には変わらない。変わるのはTechnology側であって、過去の取組みを具に観察すれば、何か学ぶことがあると言うポイントも、その通りだと思いました。 先人達の取組みを咀嚼しつつ、専門家とも共有し、意見を遍く聞き、統合していくプロセスは、我々のプロジェクトに

        • Start-upにかける情熱とは?

          このVideoも10回ほど繰り返し見てしまいました。。。 我々はIntrinsic motivatorだと思いますし、真に使えるツールを世に出したいと本気で考えています。 勿論、ビジネスである以上、キャッシュが回っている必要はありますが。。。 ###(Satoshi’s take-away) Start-up=学校みたいなものと捉えて。「頭のいい友達皆がやっているからStart-upをやろう、投資も実行されたし、周りの友達もCoolだと言っている、だから間違えない」と

        Lego型人間、ジグソーパズル型人間

          日本人らしい英語

          シンガポールに6年ちょっと住んでいたことは以前にも触れたかと思いますが、駐在してしばらくして、シンガポール人の同僚から「なんで、Satoshiは日本人らしい英語を話さないの」って質問をされたことがありました。 「なんでそんなにアメリカ風でOilyな英語を話すの?日本人としてのIdentityはないの?」って。 以前に触れた”Language Ego(言語とIdentity)”とも深く関連すると思いますが、その場では、「英語をアメリカで習ったし、その後、ロサンゼルスにも駐在

          日本人らしい英語

          FoodとHood(Travis君との想い出)

          本プロジェクトを始めてから、既に100人近くの方にインタビューや簡易実験に参加頂き、色々なお話をお聞きしつつ、自分自身の過去、英語との向き合い方についても少し思い出しました。 高校2年の頃、同じクラスにオーストラリアからの留学生が来ました。彼の名前はTravis君。 Travis君は1年で帰国してしまったのですが、その1年間、何故か私は、担任の先生からTravis君のお世話係を仰せつかり、日本語を一切話さないTravis君に対して、英和と和英辞書をいつも携帯し、拙い通訳業

          FoodとHood(Travis君との想い出)

          起業家のやるべきこと「傾聴」とは?

          以下は起業家として何をすべきか(特にUserとの関わり合い)について簡潔に纏まったVideoで、シンプルですが、とっても難しくて、私にとっても、日々悩んでいることの一つなんです。 後述予定のY Combinatorの動画でも、散々メッセージとして挙がってますが、起業家は人任せにせず、自らがPotential Userとの対話に臨み、彼らの意見や情報を直接聞き取って、継続的にProductやサービスを改善すべしとのメッセージですが、 実は、これとっても難しくて、自分のIde

          起業家のやるべきこと「傾聴」とは?

          実地で得られる答え(Ground Truth Answer)の重要性

          突然ですが、「Ground Truth Answer」ってお聞きになったことありますか? 「英語発音の見える化」プロジェクトにおいても、この「Ground Truth Answer」を得るまで、とことん納得行く迄、Interviewや実験を継続することが重要だと考えています。 実は、「Ground Truth Answer」を突き詰める行為は、自分自身の不安を解消する為にも、必要なプロセスだとも感じています。 我々も「Ground Truth Answer」を得るまで、

          実地で得られる答え(Ground Truth Answer)の重要性

          小笠原の話

          皆さんは、太平洋で捕鯨が盛んだった18-19世紀にイギリスやアメリカ等から、小笠原に移住した方々がおられたという事実を御存でしょうか? 江戸時代後期に日本へ来航したペリーは、事前に小笠原に住む、同じくマサチューセッツ州出身のNathaniel Savoryと言う方から、土地を買い上げ、貯炭所を整備、Savory氏を米国海軍に編入し、島民に自治政府を作らせたとも。 つまり、ペリーは小笠原を日本開国の前線基地として準備した上で、浦賀に向かったということのようです。勉強不足で、

          小笠原の話

          英語の発音って運動なの?

          少し前のコラムとも関連しますが、学生の方、先生方、社会人の方々へのインタビューを通して、何となく分かってきたのは、どうやら英語の成績(Paper Testの結果)と英語の発音が良いかどうかは、必ずしも関係がないということです。 どちらかと言うと英語の発音は、スポ―ツに近いという方も相当数おられます。へぇ~と感心しつつお聞きしてましたが、同様のご意見が多く聞かれるにつれ、なんか本当にそうなのかぁと感じられるようになってきました。 勿論、実際に英語の会話となると、相手の発言を

          英語の発音って運動なの?

          カタカナと英語

          日本人にとって、カタカナ英語が弊害だと、おっしゃる方も多いと思いますが、このWikiを読んだ後、明治初期に先人はとんでもない発明をしたんだなぁーと改めて感心してしまいました。 以下のWikiで触れられている、綱島亀吉とおっしゃる方、素晴らしい絵と共に英単語やカタカナを併記して、読み方をふって、なんとも読者Friendlyな作品をリリースされています。 1870年という時期が正しいとすると約150年近く前にこの図鑑を手にした日本人(カタカナを読める日本人)は、馴染みのあるカ

          カタカナと英語

          楽器演奏の経験があると、英語の発音が上手?

          我々の調査によると、幼少期にピアノ等の楽器演奏を習っていた方の多くは、英語の発音を耳で聞き取り、真似をすることに慣れている方が多いです。 英語と日本語では、周波数の違いがあり、英語の方が高い音域であると言われおり、当初は、そういった日本語に存在しない音域まで、聞き取る聴力を幼少期に養われていることが、特に重要なのだろうと考えていたのですが、以下のYouTube Video等を見て、聴力のみならず、音を再現する為の運動能力(Motor Activity)を幼少期から育んでいる

          楽器演奏の経験があると、英語の発音が上手?

          英語を公用語としたSingaporeで何が起こったか?

          これまた、今仲 昌宏先生の論文「シンガポールの二言語教育政策における政治的意義」からの引用です。 私は前述の通り6年超シンガポールに駐在してたのですが、良く考えると建国60年弱の歴史の中で実に1/10の期間を過ごしていたんだと改めて考えさせられました。 仮に私の故郷である愛媛県(シンガポールの1/5ぐらいの人口、日本の1/100の人口)で多くの人が英語を自由に話すようになったなら、シンガポールと同じような課題が噴出してくるかもなんて妄想もしてしまいました。 海外からの情

          英語を公用語としたSingaporeで何が起こったか?

          声は音の顔(Auditory Faces)? Accent Biasとは?

          「英語発音の見える化」の基準発音を何にするか?は、とても重要なことだと考えてます。もともとの私の発想は、ユーザーの好む英語の発音を見える化して、好きなだけ練習してもらい、発音を習得できるようなサービスを届けたいというものでした。つまり、世の中には様々な英語がある訳なので、例えば、アメリカ英語しかオプションがないということではなく、他の国や地域の英語発音オプションも選べるというのが理想的だということです。勿論、初めから色々なオプション提供するのは難しいと思いますが、最終的にはそ

          声は音の顔(Auditory Faces)? Accent Biasとは?

          Foreign Accent Syndrome(外国語様アクセント症候群)

          皆さんは、Foreign Accent Syndromeを御存じでしょうか?プロジェクトに関するリサーチで以下のYouTube Videoに辿りついたのですが、脳梗塞等の理由で、突然以前とは全く異なる発音でしか言葉を話せなくなる、とても珍しい病症だそうです。 以下Videoの11:40辺りで、発音が変化した後でも、歌を歌うように矯正すれば、元の発音に戻すことができると、症状を抱えた女性が話をされています。ただ、脳には相当負担が大きいようで、長くは続けられないとも。 歌を歌

          Foreign Accent Syndrome(外国語様アクセント症候群)

          言語とIdentity

          社内で議論をした際に、あるメンバーが4歳の時に、とある太平洋の島からアメリカ本土に移住したが、当時、家族のだれも英語を話せず、学校で目立って孤立しないよう、必死で英語を覚えたと。直ちに同化が必要だったし、その時に自分のIdentityに大きな変化があったと。 また、他のヨーロッパへの留学経験のある日本人の方は、英語を話すときに別人格となると、よりはっきりものを言わなければならないからと。 更に、あるアメリカからの帰国子女の方は、日本に戻ってNativeのような発音で英語を

          言語とIdentity