古民家で暮らそう!⑯「家の周辺ご紹介」
蚊がいないってこんなに快適
業者とのリフォームの打ち合わせで多可町の新居に来ましたが、この日は最初から掃除や草抜きなどの作業はするつもりがなかったので、比較的きれいになった母屋でのんびりすることができました。家中の窓を全開にしていると心地よい風が家の中を抜けるので、クーラー無しでも大丈夫です。しかも蚊がいないので、メッチャ快適です。生瀬の家の庭はとても気に入っていたのですが、とにかく蚊が多くて大変でした。
この家には、当時乗っていた我が家の愛車、スバルのサンバーディアス・クラシックがよく似合います。
水がきれいな地域
11時から打ち合わせをしましたが、細かい話をしているとあっという間に13時に…。業者の方が2時間ほど他の現場で予定があるとのことだったので、その間にお昼ご飯を食べに行きがてら、家の周辺を探検することにしました。
まずは隣の大袋という集落の水路に咲いている梅花藻。加美区は水がきれくて有名なところなので、川だけでなく、そこらへんの水路に梅花藻が咲いています。水の中で白い小さな花が咲いています。
近くの川の風景です。すごくきれいなので、そのまま川の中で寝転びたい気分です。こういうときには子どもが一緒にいたら遊べるのですが、大人だけで遊んでいると、ちょっと変な人に見られそうです。
ラベンダーパーク多可のご紹介
こちらは、我が家から車で5分程のところにある「ラベンダーパーク多可」。斜面にラベンダーの株が飢えられていて、上まで登ると加美区の谷を見下ろすことができるので、とても眺めが良い場所です。ちょうどイングリッシュラベンダーが咲きている季節でした。
ここでお昼ご飯を食べたのですが、地元の玉子とおいしいご飯が¥350でおかわり自由。全国から集めた玉子かけご飯用の醤油をたくさん試すことができて、なかなかオモシロいです。皆さん、気に入った醤油をお土産に買って帰っていました。
当時はこの金額でしたが、あれから10年経過して、今や同じものが¥650に値上がりしています。定期的に食べに来ているのですが、ここの値段が上がると世の中の物価高騰を実感します。
天井に穴を開けてみる
家に戻ってからまた業者との打ち合わせの続きですが、先住者がかなり強引なリフォームをして母屋と離れを繋げているので、どこに重要な柱が入っていて、接続されている電線がどこから来てどこに繋がっているのか、外から見ているだけではよく分からない状態になっていました。
特に、例のキッチンの部分がやはり一番問題で、いったいどこをどう触ってこの状態になっているのか理解できない構造でした。
もともとキッチンの天井は上まで抜いてしまおうと思っていたので、天井裏がどうなっているのかちょっと穴を開けてみようか!?ということになりました。
後から貼られた何の魅力もないただの紙の天井、バールを使って穴おこじ開けてもらいました。いよいよ家に手をかける一発目です。
煤竹出現
ここから天井裏を覗いてみると、天井一面に煤竹が貼ってありました。煤竹とは、囲炉裏やかまどから出た煙で何十年も燻されて、飴色のような光沢のある色になった竹のことです。ホコリだらけですが、メッチャきれいです。せっかくの煤竹を、チープな新建材で隠してしまうのはもったいない。
とりあえずバールで空けた穴からカメラを突っ込んで、フラッシュを炊いて撮った写真画像で判断しただけなので全体の構造がどうなっているのか全然分かりませんが、立派な梁も入っているし、良い感じの色に燻されているので、俄然、盛り上がってきました。
ちなみに、母屋の梁の高さは174cmです。僕の背の高さは171cmなので、ギリギリ頭を打たずに行き来ができるので助かりました。昔の家はこの高さが標準だったみたいなのですが、背があまり高くなくて良かったです。少しでもこれより高いと、毎回、頭を下げてくくらないといけないし、部屋の境目で作業をしたりしていると、きっとそのまま立ち上がって頭を強打することになると思います。