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鬼滅の刃と平成ウルトラマンと永井豪と14世紀イタリアの接点について
少年シャンプで最終回を迎えた鬼滅の刃。煉獄杏寿郎というキャラがいますよね。鬼退治の話だから日本の民間信仰的な世界観だとは思うのですが、煉獄という名前だけは異質。カトリック用語ですよね 煉獄と聞くとどうしてもダンテの「神曲」(かみきょくではない。この曲、マジ神みたいな。笑)を思い出します。
それで連想するのが、平成ウルトラマンのウルトラマンティガ。ガゾートというファンの間では人気の怪獣がいるのですが、この怪獣のモデルが永井豪の漫画「魔王ダンテ」。デザイン担当の丸山浩さんが永井豪のファンだからだそうです。
永井豪は文字が読めるようになった子ども時代、初めて読んだのがダンテの神曲だったそうです。子ども向けの本としてだったそうですが。子ども向けダンテ何てあるんだと驚かされる。子どもがダンテって凄くないですか?
とにかく、ダンテがいなければ、永井豪の漫画もウルトラマンティガも、もしかしたら鬼滅の刃もなかったかも。あーダンブラウンのインフェルノもそうか。やはり現代のサブカルにも影響与えるほどイタリアの古典は偉大です。
大学院時代、同級生がダンテの神曲で修士論文を書いておられた。自分は新約ゼミ。この人は歴史神学ゼミで、全くかぶらないどころか、何の予備知識もない無知でへええくらいの感想しか持てず。若くして天に召されてしまったのですが、今にして思うと何故、ダンテに関心を持たれたのか、何か実存的な理由でもあったのか詳しく伺っておけばよかったと悔やまれます。