パン屋になった僕の話⑥ うけたもう
「やります!行きます!」
(広島で言うなら売ります買いますの、あのCMの様に)
あの時から出来る限り頼まれたら、そういう風に言っている。
それは、ドリアンパン学校 弟子の構えの授業で
うけたもう事で最短で覚える、自分を殺して、そして個性が生まれる
という授業。
その頃にマルシェでワークショップの手伝いを頼まれたので、「行きます」と答えました。
それは叩き染めと折り染めワークショップのお手伝いでした。
ひとりの9歳ぐらいの女の子が折り染めに興味を持ち、僕がやり方を教えるために1作品を目の前で作ってお手本を見せました。
すると、その子は折り方も色の付け方も、僕が作った物とまったく同じように作った子がいました。
僕は心の中で「もっと自由にやっていいんだよ」と思いましたが
ただ真剣に取り組む姿を横で見守っていました。
その時に、これが「うけたもう」なのかと思いました。
子どもはよく飲み込みが良い、吸収が早いと聞きます。
何もフィルターがないから、素直に教えてもらった事を受け入れてる
自然と「うけたもう」になっていると学びました。
子どもに教えて貰った大人の授業の解釈。
ありがとう
そして、ワークショップを「うけたもう」しなければこの事を感じれませんでした。
人生は出会いの中から全てが何かで繋がっているんだなと感じました。
そして今年は田んぼを借りれる事になり、田んぼの師匠に「うけたもう」の心で学んでます。
田村校長は
早々にドリアンに見学に行きたい僕に、パンを焼く前に大切な事を2ヶ月間講義があると言われていました。
段々とその意味が身体に落ち込んで来ているのを実感してます。