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パン屋になった僕の話③ 女子アナがやって来た。
「女子アナが来るで。」
田村校長がバリバリの広島弁で僕に言ったのはパン学校が始まって2ヶ月が経とうとしていた5月末だった。
広島テレビTSSで、ドリアン田村さんの特集を作るからパン学校の生徒の中で広島に住んでる方が居るなら取材させて欲しいという事だった。
僕は迷った。
現在の状態でインタビューを受ける事に。
実は、その週のドリアンのパン学校のワークが
「文章の書き方」だった。
パン屋になれば取材は来る。
その前の取材(本試合)の前にブログやSNSで練習試合をしておくという内容だった。
本試合がこんなに早く来てしまった。
神様ありがとう。大丈夫かな。
不安と期待。
野球で言うなら一点差で負けている9回裏
2 アウト満塁で打席に立つハラハラ状態だった。
ノートにドリアンパン学校に入った経緯や自分の思いを書いてインタビューの練習をした。
そして家から歩いて3分の神社に手を合わせに行った。
神社から帰り道、一台のタクシーが家の前に止まっていた。
「女子アナが来た!」
コーヒーやお茶をしながら娘も遊んでもらいながら楽しく話す事が出来た。
ただ、ドリアンのパン学校の面接の時みたいに降りて来なかった。
内野ゴロ 試合終了
また、女子アナが来るまで練習試合だ。