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ドリアン研修8日目

今日も工房で流れている星野源に励まされている

今日は
朝一炊きつけの準備をした。

昨日のイメージを膨らませて余裕を持って新聞紙をまきまきし、八の字に薪を組んだが、組み方が甘く火の着きが悪かった

簡単そうでなかなか出来ない
これも試練なのか、不器用なのか
今の僕には分からない

途中来週のパンの塩の仕込みや、ブリオッシュの材料の仕込み

その間にも今日の薪窯を暖める為、10分置きに薪窯前へ行く

薪窯から離れても薪が音を立てて燃えてる事を耳で確認できる緊張感 

薪窯の前で効率良く燃焼させる為、

薪を組みながら顔を真っ赤に照らす火は痛い

これがパン屋になるって事なのか。

お前は覚悟できているのか

燃える炎や自分の潜在意識が問いかけてるような

自問自答したのは先週までの話
僕は覚悟をした

家族の時間を使い、お金には変えられない自分のいのちの時間を使っている

本当に本当なのか?

燃え盛る炎を目の前にしながら
覚悟を決めた

悔しくて逃げ出すなら逃れる言い訳は沢山浮かぶ

でも
やりたくない事は出来ない

だからやるしかない

逃げ道はあるけど、望んでいない自分との戦いがあった

そんな、今日はドリアン研修二週目最終日。

うまく出来ない事は沢山ある 

ただ、ただ
42年間動き続けてくれている  

僕の心臓を褒めてあげたい 

妻から教えて貰った魔法の言葉
ありがとう
それでいいのだ

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2日ぶりに集落に帰り
軽トラで、そのまま神社に行き

掃除をし神様に感謝を伝えた

帰り道に近所のおじちゃんに、無花果とポポを頂いた

パン学校が忙しくて罠猟に行けない僕に

「はよう修行してパン食べさせての〜」

声をかけて貰った後、深く頭を下げた僕の目には喜びの涙が出た

感情深くなってるのは、きっと苦しみ成長している証なのです。

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