【国際学会に参加して】〜第21回米国神経集中治療学会に参加した若手医師2名より〜
■はじめに
みなさんこんにちは。
神経集中治療医の江川悟史です。
上記でも紹介しましたが、第21回米国神経集中治療医学会が終了しました。
とても暑いアリゾナでしたが、さらに熱い2名の若手神経集中治療医🇯🇵と、
楽しく有意義に過ごしてきました。
私も含め発表は無事皆終了し一安心しています。
■ 感想文
今回初参加してくれた彼らから学会参加の感想文をもらったので、
ここで紹介させていただければと思います。
■ 感想文①
神経集中治療フェローシッププログラム第一期生のHです。
8/15-18に米国アリゾナ州フェニックスで開催された
Neurocritical Care Society 21st Annual Meetingに
当科より江川部長、中川副部長、私の3人で参加してきました!
今回は全員がポスターセッションでの発表がありました。
国際学会での発表が初めてだった私は非常に緊張しましたが、
自分が日本で行ってきた研究
(維持透析患者における脳波モニタリングの有用性)について
海外のneurointensivistから率直な意見を聞くことができとても有意義な
経験でした。
セッションでは論文で名前を見たことのある、あんな人やこんな人の話を
直接聞くことができ、米国の神経集中治療がいかに日本のずっと先を行っているかを身に染みて感じました。
私の神経集中治療フェローもあと半年ですが、
目の前の意識障害患者の予後を少しでも良くするため、
そしてそれを積み重ねて日本の神経集中治療の発展を少しでも後押しできるよう今日からまた臨床と研究を頑張っていこうと思います。
■ 感想文②
神経集中治療の本場米国は、日本のずっとずっと先を進んでいて、
日本での神経集中治療の普及は急務であると感じた。
今の世界の注目は、「長期予後」「予後予測」「RSE、SRSE」
にどう立ち向かっていくか。
確立されたエビデンスが少ないこの世界で、自分が今できることは、
最新の情報をインプットしながら、目の前の患者さんに還元し、
データを蓄積し、発信していくことだと感じた。
■ 最後に
私自身も医師4年目で国際学会デビューし、そこから今まで毎年発表を継続してきました。
大事なのは、始める勇気と継続すること、そして何よりも楽しむことです。彼らが継続して参加できる様に、私も応援していきたいと思います。
また、本学会の参加者は医師だけではありません。
看護師さん、リハビリの先生、薬剤師さんはじめ、その他医療関係者の方なら楽しめると思います。
実際に、
過去の大会長に看護師さんや薬剤師さんがいらっしゃいますし、
看護師さん向け、薬剤師さん向けの教育コンテンツも充実しています。
来年はサンディエゴですね!
Save the date for the NCS 22nd Annual Meeting, October 14-18, 2024 in sunny San Diego, California!
TMGあさか医療センター神経集中治療部では、常に彼らの様な神経集中治療医を募集しています。
常勤医・フェロー・短期研修の募集も行っていますので、いつでもお声がけください。