
クラシック音学 名盤探訪13
リヒャルト・シュトラウス
オーボエ協奏曲、 ホルン協奏曲1.2番 二重協奏曲
オーボエ マルティン・ガブリエル ホルン ラルス=ミヒャエル・ストランスキー ロナルド・ヤネツィク
クラリネット ペーター・シュミードル ファゴット ミヒャエル・ヴェルバ
指揮 アンドレ・プレヴィン ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
リヒャルト・シュトラウス(1864ー1949)とは音楽史上、ドイツロマン派の最後に位置する大作曲家であり、指揮者としても一流であった。指揮もする作曲家であった。出会ったことのあるマーラーは作曲もする指揮者であった。ちなみに、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで取り上げられる、『ラデッキー行進曲』を作った、ヨハン・シュトラウス1世とはまったく別個の人である。
リヒャルト・シュトラウスは戦後まで生き続けた。ドイツの輝かしい歴史をもう一度花咲かせたいという心内であった。
オーボエ協奏曲は1945年に米兵にインスパイアされて作曲された。オーボエの音がとても理知的で、新しいスタートが始まるようななんだか澄み渡った喜びに満ちた曲だ。
ホルン協奏曲はホルン奏者にとってとても大切な曲だ。1883年に第一番が、1942年に第2番が作曲された。
ウィーンフィルはオーストリアのウィーンに本拠地を置く世界的オーケストラ。ウィーンフィルコンサートで有名だ。その洗練された、優雅な響きは他の追随を許さない。
指揮のアンドレ・プレヴィンはジャズ、ピアノ、作曲、指揮でいずれも超一流の才能を発揮する多彩な音楽家であった。ヴァイオリニストのアンネ・ゾフィー・ムターと結婚していたことが有る。