幼少期から男女で好みや興味に違いがある理由に関する考察

男の子と女の子で興味に違いが生じることについて、私なりの仮説を立ててみたので記してみたい。(全部仮説なので間違ってても怒らないでね。むしろ色々教えてほしいです。)

男の子は電車やブロック、おもちゃ、虫取りなどの遊びを好む傾向にあり、女の子は人形、おままごと、アクセサリー類などの遊びを好む傾向にある。

これは、男の子は物質・自然関係の遊びに興味を持ち、女の子は人間・コミュニケーション関係の遊びに興味を持ちやすい、と言い換えることができると思う。

この違いはどのようにして生じるのだろうか。

身も蓋もないことを言うと、すべての生物が持つ、「より良い子孫を多く残す(優秀な異性を射止め、子を育てる)」という目的に従っているのではないかと考える。

そう考えたときに、この目的に従って必要なものは何なのか。
男性は身体的能力(食料調達の能力)
女性は容姿コミュニケーション能力
だと考える。

はるか昔、男性が地域社会で力を示す(すなわちより良い女性とともになれる機会を増やす)には、身体的能力を伸ばすこと⇒狩りを成功させることが重要であったと考えられる。

その際に重要であったのが、幼少期からの自然(物質)に対する理解と、身体を使った身体能力の向上であったのではないか。
また、身体的能力を伸ばすこと・自然に対する理解を増やすことは、自らの生存確率を上げることにも大きく貢献する。

好きな色が青や緑などが多いのも、それが自然の色であったからなのではないか。青は水の色であり、緑は植物の色である。

その一方で、女性が優秀な子孫を多く残すには、まず優秀な異性を射止める必要がある。この優秀な男性の条件として欠かせないのが、妊娠して身ごもっている間~出産後も自分達に定期的に食料を調達してくれる男性であった。
そして女性はただ身体的に優れた男性を射止めるのみならず、そのコミュニケーション能力を通して、自分のみに尽くしてくれる男性であるかどうかを見極める・もしくは自分に食い止める必要があり、さらには身の回りの人に子育てを頼ったり、狩り以外の手仕事などを教わったり手伝ってもらったりする必要があった。逆に言えば、コミュニケーション能力さえあれば、手先が多少不器用であってもなんとかなったのではないだろうか。

言うまでもなく、容姿もまた、男女ともにおいて重要な要素である。ただし、男性に関していえば、食料調達の能力(身体的能力)の方がよっぽど重要であったと考えられる。これは、女性が妊娠などであまり動けない間に食料調達を出来ないことはすなわち死活問題であったからである。

この一方、女性は容姿をどのようにして補ったか。そこに装飾がかかわってくる。異性にウケの良い衣装・アクセサリー等の装飾をいち早く学ぶ必要があったのではないか。

人形遊びはこの部分、つまり女性の装飾できる部分を磨いていると考えることができる。

また、おままごとは先ほど述べたコミュニケーション能力を向上させていると考えられる。女性の方が言語能力の発達が早いのもこの理由からと考えられる。

そして、女性が赤系の色を好むことが多いのは、ピンクや赤等の色が、異性(男性)の目を引き留めやすいから、と考えることができる。発情色、ということもできるかもしれない。猿人類にはメスの発情期に臀部の色がピンク~赤みを帯び、オスはその色を見て発情する種もあり、ニホンザルは顔を赤くすることで発情期を示すなど、赤色は発情と深い関係を持っている。

と、一部の人に怒られそうな仮説を立ててみたわけだが、これは私が深夜3時に思いついたことを書き留めているにすぎず、特に論文などの根拠があるわけではないのでお手柔らかに(探したら見つかりそうだけど)。

ただ、Googleで普通に検索してみても、「周りの大人の環境によって異なってくる」だとか、「ホルモンによって違いが出る」だとか、あまり根本的な「なぜその違いが出るの?」という点に触れられていなかった気がしたので、ここで仮説を書いてみました。

つまりまとめると、

男性は、子どもの時から身体的能力・自然に対する理解を発達させることが生存戦略として有効で、それに関連する興味・遊びをする個体が自然選択されてきた。
女性は、子供の時から容姿・コミュニケーション能力を発達させること生存戦略として有効で、それに関連する興味・遊びをする個体が自然選択されてきた。
その結果、現在の男女の子どもの趣味趣向の差に繋がった(もちろん例外はある)。

ということである。

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