旅の心得~100円未満の損は損失と計上しない~
今日は私が旅に出るときにいつも心に刻んでいる旅の心得を一つ紹介したい。
それは、
「100円未満の損は損失と計上しないこと」である
何を言っているのかと思われるのかもしれないが、これにはめっちゃ深い裏付けがある。(ハードル上げていくスタイル)
これを心得てからは旅がとても快適で楽しくなったので、ぜひ参考にしてほしい。
「100円未満の損は損失と計上しないこと」とはどういうことか
まんまそのままなのだが、100円未満の損は「なかったこと」にするのである。
旅でもなんでもそうなのだが、人生、何かしら損する機会は山のようにある。
特に旅に出ていると、私はぼったくりにあう。(笑)
何度旅に出ようが、私はぼったくりにあう。(笑)
これはもうしょうがない。なぜなら日本のように価格を前もって表示してくれる場所はあまり多くないからである。価格を表示していない地域ではぼったくりは日常茶飯事である。とくに、相場を知らなそうな外国人からはお金を取るに尽きる、と考える人は多い。
そしてぼったくりに会うとどうなるか、価格を交渉しなければいけなくなるのである。
この時に、私は考える。このぼったくりは私から100円以上ぼったくろうとしているのか、と。
100円以上ぼったくろうとしている場合は、損額が100円未満に収まるように交渉する。もしくは、他の人をあたる。
100円未満の場合は、「もうちょっと安くならない?」と一言聞くことはあっても、それ以上は交渉しない。
そうして相手が100円未満のぼったくりに成功すると何が起きるか。
相手が100円未満のぼったくりを喜び、私は相手を喜ばせたことで悦に浸るのである。
もちろん悦に浸らないこともあるが、少なくともストレスにはしない。
これからめっちゃ深い裏付けを説明したいと思う
「100円未満の損は損失と計上しない」めっちゃ深い裏付け
考えてみてほしい。100円未満のぼったくりに対して100回交渉するとする、その時の利益は最大いくらか。
どう頑張っても1万円に満たないのである。100回の交渉で。
考えてみてほしい。1万円足らずの日給で、1日100件のぼったくり対応のアルバイトをしたいと思うのか。
しかもそのうちぼったくりが交渉に応じなかった分は日給から引かれるのである。
地獄のようなバイトだと思わないか。
考えてみてほしい。たったの1万円たらずで、あなたはその旅中で遭遇する100回のぼったくり対応というストレスから解放されるのである。
そして私の統計上、さすがに100回ぼったくられるには相当な期間を要する。つまり、なんだかんだ1万円はなくならない。そしてストレスもたまらない。
こんなに良い1万円の使い方が他にあるだろうか。あるけどたぶんそんなにない。
なので私は声を大にして言いたい。
昔読んだ本に出てきたような「舐められたら終わり」と思ってるケチケチ系の旅人に、声を大にして言いたい。
たった数十円のぼったくり交渉に心を疲弊させるな、と。
100回交渉しても1万円もかせげないんだから、旅中でいちいちぼったくり交渉するくらいなら
一日余分に働いてから旅に出ろ!と。
その方がみんな幸せになる。
追伸-
ちなみにこの方法のメリットをもう一つ述べておくと、貧しい人相手に敵を作ることが減るという点が挙げられる。正直、数十円の交渉を成功させたところで、相手を不快にさせる分のマイナスが数十円を打ち消しかねないのである。なので、基本的には数十円の交渉はたとえ1分くらいの口論で終わるとしてもそこまで良い結果にならないことが多い。
その一方、金額が大きくなる場合には交渉の時給というのはそれなりに良くなる。
例えば5分で100円値下げすることは、時給1200円に相当する。
時給1200円でも良いと思うのであれば、200円値下げするために10分粘っても良いのである。私はやらないが。
ここで述べた100円未満、というのは私なりの基準であり、金額自体はそれぞれで決めてもらって構わないが、私は分かりやすく100円を採用している。とにかく、これ以下の金額に対して交渉するのはやめよう、という基準を持つことが重要であると考える。
あとこの考え方は、交渉のみならず、例えばバスじゃなくて少し高い電車に乗った時など、「後悔する代わりに」この考え方を思い出すだけで、100円未満の損失にかかるストレスを相殺できるのが大きい。
※ただし、日常生活においては毎食コンビニで買うより近くのスーパーを使った方が良いし、自販機をリピートしたりするのはあまりコスパが良くないと思っているので、日常で繰り返されるものに関しては100円未満を切り捨てるのは注意した方が良いかもしれない。
普通に喜びます