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#226 「目の見えない人は世界をどうみているのか」第3章「自立するとは依存先を増やす」という深い言葉に出会った話

こんにちは!けーたです。

本日は「目の見えない人は世界をどう見ているのか」の第3章について読書メモを投稿します。

毎日仕事以外のインプット、アウトプットを忙しくても時間を確保して継続するを自分との約束にしています。

継続して変化を続ける事を目標にしているので、今日も小さな1歩を踏み出します


〇第3章において気づいた学び

・自律とは依存先を増やす事

このフレーズは本当に深く、一度ではかみ砕ききれないぐらい示唆に富んだものだなと感じました。

実際には、こう書かれています。

自立というと、依存を少なくしていきゼロにすることだと思われがちです。しかし、熊谷さんはそうではないといいます。
周りの人から切り離されることではなく、様々な依存可能性をうまく使いこなすことこそが、障碍者の自立である、と。

出典 目の見えない人は世界をどう見ているのか P135 

自分ができる範囲で、人の手を借りずに生きていく。実際には無理で、無理をしすぎて体を壊したら、結局もっと周りの人の助けが必要になる。

自分も含めてみんなが相互依存で成り立っていると俯瞰的に見て、頼る所は頼る。だからうまくいく。という考えを自分は持てないタイプなので、人に頼るという難しいことができるようになることが自立という考え方がメチャクチャ刺さりました。

分かっても、自分がやり切ったのか?という声が脳の奥から聞こえてきて、躊躇してしまうんだよなーと一人ぶつぶつ言ってみました。

・自分が体をもった存在としてこの空間の中にいるという実感がもてなくなる

この章では、「ダイアログインザダーク」という完全な暗闇に人間が放り出されるとどうなるかという事が書かれており、存在を失う感覚を感じるのだな。と未知の感覚への興味がぐっと湧きました。

進むべき方向が分からないという事は、そこにあるはずの物理的な空間と、自分の体の結びつきが不確かになるということです。
ちょっと極端な言い方をすれば、自分が体を持った存在としてこの空間の中にいるという実感が持てなくなってしまう。

出典 目の見えない人は世界をどうみているのか P120

私も体験したことはないのですが、存在は知っているので、もし気になった方はこちらをご覧ください。

〇まとめ

序章、第1章、2章そして、第3章もこれまでの読書からの学びとは一線を画すような学びの深い内容でした。

「自律とは依存先を増やす事」というフレーズは本当に深いです。

簡単には依存先を増やすことができない自分の見栄や虚勢、相手への距離感の図り方の難易度

それが相手に依存することを躊躇させるのかなと考えていました。

沢山自分が見えていなかった世界のドアが開かれる感覚の本です。是非気になった方は手に取られてみてください。

誰かの選書の参考になれば幸いです。

ではでは


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慧大  /  けーた
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