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#206 「怪物に出会った日」第1~3章を読んで 一気読みするのは勿体ないと感じた話

こんにちは!けーたです。

今日はプロボクサーの井上尚弥選手のノンフィクション「怪物に出会った日」の第1~3章までを読んだので読書録を投稿いたします。


○どうしてこの本を手に取ったのか?

井上尚弥選手がこれまでのチャンピオンと一線を画すモンスターだというのは、何となく知っていた。

ただし、自分はテレビなどを通じて、何かスポーツを集中して見続ける事はない生活を送っています。どんなに好カードでも集中しきれないのです。

それは、日本代表のサッカーでも、WBCでも、井上選手の世界戦でも、陸上でもなんでもそう。

テレビなどのスクリーンを介しての世界に没入できないのです。

ただし、最近「イーロンマスク」「小池百合子」など人物に焦点があったった本を読み、世界観に没入できました。

そんな、魅力的な世界観をもったモンスター井上尚弥にフォーカスした本で新たな世界を知りたいと思いこの本を手に取りました。

○どんな人におススメ?

ボクシングにちょっとでも興味があり、「井上  尚弥」という名前を知っている方には、是非是非この本を読んでいただきたいなと思います。

久々の激推しです!

何がいいって、この本の構成が井上選手に対してのインタビューではないのです。これまでに井上選手と戦ってきて、敗れた対戦相手から見た井上選手から、井上選手の輪郭を表現するという作品。

当然、戦う姿が美しい井上選手について、知れることはもちろん気持ちいいです。ただ、それ以上に対戦相手の人生もきっちり描かれており、その戦いに至るまでのストーリーが当日の対戦に対する厚みを増幅させてくれます。

本当に違った試合に見えます。

自分は、この本で描かれている対戦カードの試合をYoutubeで見て感動してしまいました。

本を読み感動。その後、試合を見て感動という動線ができあがりました。初めての読書ジャーニーにメチャクチャテンションが上がっています。

これが、毎章ごとに進んで行くのです。

当然、これまでの過去のストーリーが積み上がっていくので、どんどん物語が重厚になっていくのです。いや、すごいです。

そして、一気に読むのがもったいないのです。

もし、まだ読まれていない井上尚弥ファンの方やボクシング好きな方は是非是非読まれてみてください。

○しびれるフレーズ達

前後のストーリーを書いてしまうとこの本の魅力を削いでしまうので自分がしびれたフレーズだけ残しておきます。

・敗者の汗を吸い込んだグローブは勝者のモノより重く感じた。
・井上と戦うなら今しかない。来年、再来年になったらもっと化け物になる
・「絶対に仕留める」という殺気
・一つの敗戦で人生が変わる。心と体に大きな傷を負った

自分がしびれたフレーズ達

○まとめ

いや、控えめに言って最高です。今日のnoteの投稿のタイトルにしたのですが、一気に読んでしまうのがもったいないと感じます。

もう、何度も何度も読みながら、登場人物などを調べながら登場人物の世界観を深堀し、結果井上選手の輪郭が際立ってきます。

その読書体験が気持ちいいです。

明日以降にも、そんな読書時間が残っている幸せを感じながら、投稿を締めたいと思います。

誰かの選書の参考になれば幸いです。

ではでは


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