新ドローンの教科書「フライト前の準備」②
こんばんは、ドローンクエストさとぴかです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
前回から2019年での法律改正により追加された項目、「飛行前の確認」について解説しております。
前回は主に機体の電源を入れる前に確認する事について解説しました。
今回は「電源を入れた後に確認する事」についてです。
教科書は標準テキストの107ページです。
教科書を持っていない方はこちらをご覧ください。
13-2 「フライト前の準備」②
前回、
〇各機器(バッテリー、プロペラ、カメラ等)が確実に取り付けられていることの確認
〇機体(プロペラ、フレーム等)に損傷や故障がないことの確認
ここまでを解説しましたが、ここまでが機体の電源を入れる前に確認する事です。
では今回は電源を入れた事を想定して、その続きです。ペアリングも完了したと想定しましょう。
〇通信系等、推進系統、電源系統及び自動制御系統が正常に作動することの確認です。
通信系等とは例えば画面がしっかりと映っているか、テレメトリーシステムがしっかりと機能しているかを確認です。
GPSの受信状況もチェックしましょう。
推進系等とはドローンがプロポからの指示通り正確に動いているかの確認です。
私、さとぴかの場合はドローンを首の下くらいの高さまで上げて、少しずつ前後左右に動かしてみて、正常に動くか確認します。
後、電源を入れた後に、機体のステータスの、一覧に「コンパス」の項目の所に「異常」の表示が出た時に「コンパスキャリブレーション」を行う必要があります。↓
「キャリブレーション」とは、教科書には「センサーの初期化作業」と書いてありますが、
分かりやすい言い方だとセンサーが狂った時に正常に戻す作業ということです。
コンパスキャリブレーションとは、ドローンの本体に正しい方角を認識させることです。
フライトの場所が初めて行く場所だった場合、コンパスが狂って表示されることがあります。
本格的なドローンだとGPSが付いていて位置情報はしっかりと掴んでいるとは思いますが、どちらの方向を向いているか、というのは認識させる必要があります。
ドローンの本体に入っている電子コンパスに方向を認識させるため、必ず周りに磁気がない状態で行ってください。
鉄製の物、金属製の物、もちろん電波を発するような物が近くにあると正しいキャリブレーションができません。
コンパスエラーが出たまま飛行させると真っ直ぐに飛ばない等の現象が起きる場合があります。
そしてコンパスキャリブレーションのやり方ですが、(これはコンパス異常の表示が出ていない場合)
コンパスの項目にある「キャリブレート」の表示を押すと↓
このように↓
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