新ドローンの教科書「マルチコプターが墜落する原因を考える」②
こんばんは、ドローンクエストさとぴかです。
今回も読んでいただき、ありがとうございます。
前回の続き14-1、前回はリスクとは何かについての解説でした。
今回はドローンを飛ばす上で、ありがちなリスク、そして対策方法についてお話しします。
ドローンの教科書標準テキスト114ページ
教科書を持っていない方はこちらをご覧ください。
14-1 「マルチコプターが墜落する原因を考える」②
↑この表に書いてあるリスクについて1つずつ説明をしていきます。
まずは1番上の「突風」です。
突風が吹く事によって機体が大きく傾き制御不能となります。
傾き角が限界を超えて、ローターが停止する等のリスクが考えられます。
この教科書には「制御機能によって最大バンク角や最大ピッチ角が決められていて、この最大傾き角を超えるとローターを非常停止する機能が働きます」
と書いてありますが↓
空中でローターが停止してしまえば、つまりブレードの回転が止まってしまえば100%墜落してしまいます。
この教科書には「なぜドローンが大きく傾くとローターが止まるのか」
理由が書いていないのですが、
この理由とは、もしドローンが大きく傾いたまま、ブレードの回転もそのまま止まらない状態なら、ドローンは暴走して、コントロール不能になって、さらに危険な状態になるからです。
エレベーターやエルロン等の操作はドローンが水平な状態だから成り立つ操作であって、機体が大きく傾けば、そのような操作も何もできなくなってしまいます。
ドローンが暴走しながら墜落していく事になるので、それだったらまだ、ローターを止めてしまった方がマシ、ということですね。
では傾き防止対策として、ドローンの飛行場所の天候を事前に確認しておきましょう。
風速計などを使って地上の風速を測っておく事で突風が吹きやすい場所なのか、事前に確認する事ができます。
tenki.jpやYahoo!天気のアプリは風速の予報を見る事も出来ます。
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