倒れない

【目標達成の心得】スケジュール管理と計画術を身につける、おすすめの一冊

最近の自分トレンドの上位にランクインしているのが「スケジュール管理」です。計画を立てるにあたって、石橋を叩いて渡る…か渡らないか、決めたり決めなかったり、するようなしないような…、そんな性格の自分としては読まずにはいられない、そんな一冊です。

・こんな人におすすめ

・目標設定に対してスケジュール立てて達成したい
・より確実にゴールできるような計画を立てたい
・計画なら任せて。ふん、まあちょっとなら参考にしてあげてもいいわよ

そんな人におすすめです。明解で読みやすく、スケジュール作成のヒントをたくさん得ることができました。

参考になったところ、実践できそうだなと思ったところを、簡単に4つ紹介していきます。気になった方はぜひ、読んでみてはいかがでしょうか。

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・ものさし化

計画がうまく行かない原因の一つとして、必要な労力や時間を軽く見てしまう現象があげられます。言い換えれば、作業の正確な見積もりができていないということになります。

まずは、今の自分がその仕事を「どのくらいの労力と時間でできるか」を見積もれるように「自分のものさし」を作ります。その方法の一つが、毎日の行動のログ(記録)をとっていく作業です。

朝起きて、シャワーを浴び終わるまで何分かかったか。仕事で毎日の必須業務はひとつひとつに何分かかっているのか。メールのチェックは何分でやっているか、などを数値化して記録していきます。

自分の場合はGoogle カレンダーを使い、実際に30分~1時間刻みでスケジュールを立ててみて、いかに時間通りに進まないかを体感してみました。実際にかかった時間や気がついた事は、スケジュール上に記入しておくようにしました。少々自虐的ですね。

自分の思っている所要時間や労力と、実際にかかった時間との差がわかれば、計画したタスクに対して全く同じ作業でなくとも精度の高い予測ができます。これが「タスクのものさし化」です。

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・シングルタスク化

まず、タスクに対して必要な時間を見積もり確保する。それができれば、あとはそのタスクを時間内で終わるように、集中・努力するだけになります。これがシングルタスク化です。

自分の体感では、見積もりさえ正しければ、それだけでスケジュールの精度がぐっと上がり、コントロール感を得られます。

マルチに多くの作業を処理している人がいますが、実際は一つひとつの作業を集中して完了させているに過ぎません。自分の場合はマルチタスクどころか、あれもこれもと思ううちにイレギュラーが発生。何一つできずに時間が来てしまうことも、しばしばありました。

「やること」といえば、ToDoリストの41%が実行されることのないウィッシュリストであり、50%は直ぐにできる簡単なタスクである、という研究結果もあるそうです。やるべきことを明確にするためのテクニックも、この本に紹介されています。プロセスの細分化や、ToDoリストをうまく使って、本当にやるべき仕事を絞り込み、シングルタスク化を意識していきましょう。

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・失敗の計画を盛り込む

予定した仕事ができなかった理由として、予想外のトラブルが発生したからとか、急な仕事が入ってきたから、という場合があります(あるある)。予定外を予定に組み込めるようになるための考え方のコツがあります。

立てたスケジュールに対して、人は無条件に「計画通りにいく」と思い込む傾向があるそうです。それを踏まえて「できなかったらどうしよう」いう気持ちを最大限発揮することが、そのコツになります。イレギュラーの発生や失敗を想像して、代案やプランBなども計画しておくようにします。

当然の事に感じますが、無意識下の「上手くいくという思い込み」を放置しておくと、トラブルの予想を鈍らせることにもつながります。

あらゆる失敗を前提にスケジュールを立てるということではなく、心理的な傾向を理解して、より達成率を上げるために対策していこうねって話です。

・MACの法則をざっくり

事前準備に関する研究で、目標への達成率を上げるための3つの法則というのがあります。これらと照らし合わせて、その行動が目標達成のために本当にやるべきタスクかどうかを検討していく作戦です。

メジャラブル・・・具体的な方法や、数量などを明確にします。例えば、年末の資格試験に合格する。合格80点以上取る。毎日2時間勉強するといった感じです。数値化できているかどうかをチェックしてみます。

アクショナブル・・・「仕事から帰ったらまず机に座りテキストを開く」とか、「テキストは一日5ページすすめる」「どうしても疲れて眠い時は翌朝起きてやる」など、行動が具体的かどうかチェックします。実行のハードルをさげる「タスクの細分化」ともいえます。

コンピテント・・・自分の価値観にあっているかどうか、目標のために本当にやる価値があるかどうかを考えることです。上記の資格試験の例であれば「自分は達成できるのか?」「資格は本当に必要なのか?」「なぜ資格を取りたいと思っているのか?」など疑問形のセルフトークを使って確認していきます。困難であることや動機などを認識した上で、それでもやるという計画こそ、目標の達成率をあげるタスクとなります。

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・まとめ

「コントローラビリティ」や「イシュー」も、自分トレンドワードの上位にいます。これらのワードも「倒れない計画」と繋がっていると感じました。「本質的な問題」解決のためには「コントロールを意識した」「正確な見積もりによるスケジューリング」が必要となってきます。

へりくつですが、倒れることを計画に盛り込んであれば、倒れること自体も計画されているので、絶対にその計画は倒れないということですね。
(ドヤ)

「倒れない計画術」(DaiGo著、河出書房新社、2018)を読んで


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