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読書メモ『すごい副業』を読んで

すごい副業とはなんでしょうか。

それは、「副」を「複」と考えて、本気で取り組む副業のことです。
副業は起業なのです。

「本業が忙しくてできない」

それは当たり前です。忙しいから本業なのです。
しかし、それを言っていては「副」業は、いつになっても成功しません。
副業は「複業」であり、起業なのです。
それを教えてくれるのがこの本です。

こんな人にどうぞ

副業という言葉が気になるなら、ぜひ始めてみるべきです。
なぜなら、気になってしまったからです。w

ずいぶん前から気になってはいたけど、いろいろと知識がいるし…
と、行動できない場合もあるかもしれません。
副業って何?と単に興味があるという場合もあります。
どちらの場合も、この本をおすすめします。
何をどう考えて、副業に取り組むべきかを教えてくれる一冊です。

公認会計士の著者は、将安泰の大手企業に勤めていましたが、起業を決意します。副業?起業?そこには必ず、もやもやした感情が生まれてきます。

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すごい副業とは

副業とは起業であると、はっきり書かれています。
もやもやの50%くらいが吹き飛びませんか?
さらに副業=複業だといいます。

本業プラス、別の事業を始めることが、「複業」で稼ぐということです。本業が落ち着いたらとか、本業の合間に、と言っていては始めることすらできません。なぜなら、本業というのはその名の通り、生きていくために時間を惜しんで取り組むべきことだからです。副業を「副」と考えているうちは、始めることも難しくなってしまいます。

つまり「副業」は「起業」なので、本気度取り組めというわけです。

成功の確率

副業はうまくいかない、稼げないと言う人がいます。
取り組んでみて、「本業との両立は無理」と感じる人も多いといわれています。しかし一方で、副業で成功している人達がいます。

たとえば、起業で成功する人はほんの一握りだよ、といわれたりします。
その分母となる「起業に挑戦した人」についてちょっと考えてみます。

起業ってかっこいい!と甘い気持ちで始める人、固い決意を持って挑む人。強さも理由も、さまざまな挑戦者がいます。

成功率は低いといいますが、人並み以上の努力をして、本気で目指した人だけを分母にすれば、成功率は決して低くないのではないでしょうか。

ようするに、成功した人と同じ本気度で行動できるかどうか、が成功の確率を上げる鍵なのです。

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普段の中にある4つの時間

生活の中には4つの時間があります。

・生活に必要な時間
・目標を叶えるために使う時間
・好きなことに没頭する時間
・無駄な時間

仕事をしたり、睡眠をとったり、食事やトイレなど、生活に必須な時間というのもがあります。これは健康に生きていく上で絶対に必要な時間です。

目標があるのなら、それに費やす時間というものがあります。この時間の確保が問題になります。

趣味の時間や遊びにいくこと、楽しみに使う時間というのもあります。やりたいことではあるけれど、目標とは違います。

最後は無駄な時間。人生に無駄な時間はないといいますが、「目標を最短で叶えるため」に役に立たない行為というのがあります。気の進まない飲み会・だらだらと動画、ゲームをする時間などです。

さて、時間は有限です。
削るべきはどれでしょうか。
答えはさいごの「まとめ」で発表します。

最強の投資は自己投資

副業を始める、成功させるには経験だけではなく、学ぶことも必要です。

「最強の投資は自己投資だ」

というのは、投資の神様といわれるウォーレン・バレットの言葉。

自己投資のすごいところは、得られるリターンが「自分次第」ということです。確かに、こんなすごい投資はありません。

時間の使い方も、投資先も、目標達成のためにしっかり絞って考えていくべき、ということです。

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まとめ

副業は複業。

本業をこなしながら、別な事業を複線としてスタートさせることです。
すごい副業は、「本気の複業」と言い換えることができます。

さて、4つの時間のうち、削るべきは、
・好きなことに没頭する時間
・無駄な時間

の2つだという、著者の意見に賛同します。
身も蓋もない言い方ですが、「時間」の確保には合理性で対策することが手っ取り早く感じます。

人生を自らの統制下に置くためには、かかげた目標に向かって積み重ねていくことが1つの方法だと思います。毎日をただただ生きていくことも、否定はしません。結局、自分自身がどう在りたいか、だからです。

自分は本を読んで、自分に響いたことを書いているだけです。これを読んでくれたあなたにも、そんな1冊がみつかりますように。


金川顕教『すごい副業』(ポプラ社、2019年)を読んで

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