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ドラゴンボールと玉手箱

誰でも生きている間に色々な「時間」を過ごします。時間を忘れてなにかに没頭できるというのは、幸せなことだと思います。

浦島太郎の時間
昔話には違う結末がいくつかあります。僕が知っている「浦島太郎」は、不幸っぽい感じの結末を迎えます。地上に戻った浦島太郎は、長い年月が経っていることを知り、失意のうちに玉手箱を開け老人になるというもの。

いやでもね、考えてみてくださいよ!

竜宮城でもてなされてきたんですよ?ごちそう食べて、鯛やヒラメの舞い踊りで、乙姫様とムフフな日々を…乙姫様と…。あ、失礼。長い年月も感じないほどそれはもうムフフな…あ、いや、まあほらつまり夢中で楽しく過ごしたわけです。気がついたら老人って、超幸せじゃないですか?

人生というスパンで見れば、長くて辛い人生を歩む人もいるでしょう。現代人はいろいろなストレスで、体だけでなくメンタルも病みがち。亀を助けた時の彼が何歳だったかは知りませんが、享楽の限りを…ムフフ…過ごして気がついたら老人だった!幸せじゃないですか?なかなか真似できません。

孫悟空の時間
竜宮城と真逆の施設といえば、ドラゴンボールに登場する「精神と時の部屋」でしょう。

主人公の孫悟空たちが修行のために入る世界(部屋)で、ここで過ごす1年は現実世界のたった1日です。建物が1つあるだけの異空間で、過酷な環境のうえ地球ほどの広さがあります。

悟空たちにとっては、強い敵を倒すために必要な修行だったわけです。辛い修行とはいえ、目的のために必死でとりくむ彼らもまた、充実した時間を過ごしたといえます。

時間の使いかた
自分の人生は自分で決めることができます。いじめられている亀を助けるのも良いし、7つの玉をあつめるのもいいかもしれません。

とはいえ、実際には思うように行かないのが現実。しかし、誰にでもいくらかの自由時間はあるはずです。もちろん亀を助けたり、敵に立ち向かったりという前準備は必要です。結局、竜宮城に行くのか精神と時の部屋に入るのか決められるのは自分だけな気がします。生きている間には色々な「時間」があります。時間を忘れてなにかに没頭できるというのは、幸せなことだと思います。

ところで、近くにいじめられている亀はいませんか?
いたらお知らせください。ムフフふふ

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