年末年始【悲しき体質】~全部だきしめてあげる
みなさんは、年末年始をどのように過ごしていますか?
今日は、1月4日土曜日です。まだお正月モードの方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、年末年始は基本仕事だ!そんな方も、いらっしゃると思います。
僕も、去年までサービス業に従事していました。10年の間、正月は仕事が当たり前でした。むしろ繁忙期ですよね。
そして、会社を辞めてから初めてのお正月。
自らの「悲しき体質」に向き合うこととなりました。
年末年始からお正月モード
12月もクリスマスをすぎると、街は数日で正月モードになります。そして、世間的な仕事納めの日から、本格的な「年末行動」がスタートします。
お店は正月グッズがならび、おせち関連の食材などが食品売り場を席捲します。買い物客が増えるだけでなく、お正月という意識は財布の紐も緩めていきます。
しかし、多くの人が年末行動を一斉にとり始めるので、街はちょっとした異常事態におちいることになります。
年末年始が落ち着かない
10年の間、年末年始は仕事をしていました。販売店の仕事でしたので、なんなら普段より忙しいわけです。お正月といえば繁忙期という意識です。
それが、いまは無職、ガーン。
落ち着かないこと甚だしく、気持ち悪いことこの上ないわけです。
仕事がないので、お正月を楽しもうイエーイという気分にもなれず。
通常運転だと強がってみても、働いていない状況自体がすでに、通常とかけ離れているわけです。
心と体が、全力で矛盾を告げてきます。これほど落ち着かない正月は、人生で初体験です。
胃腸が弱い
胃腸の弱い男性って多いっていいますよね。僕も、例にもれず胃腸が弱いです。ストレスにも弱いですが、物理的にも脆弱な胃腸の持ち主です。
年末は胃腸の調子を壊すことが多く、昨年もそこは例年通りでした(泣)
しかし、親兄弟はすべて鉄の胃袋の持ち主なのです。この時期は、子供の頃から、ずいぶん肩身の狭い想いをしてきました。
そしてもちろん、この落ち着かない状況に、胃腸が黙ってはいません。
おせちが苦手
子供の頃からおせち料理が苦手です。
具体的に何と相性が悪いかについてはわかりませんが、胃腸が先にギブアップをします。
おせち料理の定義はさておき、お正月に食べる珍しいもの全般を、いつのころから恐れるようになりました。
そういう意味では、お正月に通常営業で働くほうが自分に向いているのかもしれません。
面倒くさい性格
自分の胃腸の弱さを取り上げて、お正月は働いていたほうが良いなどと口にすると、それ自体がプレッシャーとなります。なぜなら、お正月に休みが欲しくても休めない人達がいる、と考えてしまうからです。
昨年、年末にノートを切らしてしまい、嫌な予感を抱えて買い物にでかけました。予感は的中。ノート一冊買うのに長蛇の列に並ぶことになりました。
お店は今日じゃなくてもやってるだろ?僕はノートがないと困るが、みんなは緊急の買い物じゃないだろ!ウキーーッ!
そう思うわけです。
ところがもう一人の自分がささやきます。
皆、家族や友人・恋人と普段過ごせない時間を取り戻すために、こうしてお買い物にきているんだ。それを、ノートがなくなったというだけで、自分のほうが邪魔をしているのではないのかと。
ついでにちょっとだけスーパーにも寄ります。
普段置いてあるものが影をひそめ、僕にとっては興味のないお正月関連の商品が並んでいます。そのうえなんだか値段がいつもより高い。
これでは、僕の普段の生活に支障をきたすではないか!ウキーーッ!皆が同じ行動を取ろうとするから値段も上がるんだろ!ウキーーッ!
ところがまたもや、もう一人の自分が登場します。
皆、お正月の雰囲気を楽しもうと集まっているんだ。関連するものを購入することで普段以上の満足を得ているに違いない。値段が高いことすら、皆は楽しんでいるのかもしれない。僕はなんてヨコシマな心の持ち主だ
さらに別の悪魔もあらわれます。。
うひひひ、よくみろ。そうはいっても、皆が皆、楽しんでいるとは限らない。買い物にイヤイヤ付き合わされているじゃないか?え?だったら、こいつらはなんてマヌケなんだ。うひひひひ。
三つ巴の「朝まで討論会」が始まります。
やれやれ、面倒くさい性格。
そして、試練の時
昨日3日は、回避不可能な正月イベントに挑むことになったのです。
良い点は普段会えない人と会えること、普段食べないものを食べること。
悪い点は普段会えない人と会えること、普段食べないものを食べることです(笑)この意味深くないですか。解ってくれる人もいると思います。
胃腸は昨日の夜ので時点でダウン。メンタルもやられ体調に異変も。
今日一日は、胃腸の説得と回復に当てることになりました。あーあ。
全部抱きしめて
年末年始を色々な思いで過ごしました。過去10年で、これだけいろいろなことを考えたお正月はなかったと思います。
しかし、おかげで多くのことにも気付かされました。胃腸が弱いということを、初めてちゃんと受け止められた気がします。自分の面倒くさい気持ちともきちんと向き合うことができました。これまでの年末年始は、自分のことは放置していました。結局思っていたのとは全然違う形でしたが、とても有意義な年末年始を過ごすことができたと思っています。
胃腸が弱いのも、面倒くさい性格も、無職も、全部抱きしめてやろうと思います。なんだかんだで、まあ無事に年越しができました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。みなさんの年末年始はどうでしたか?
よかったら、コメントください。読むのも返すのも大好きですので!
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