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unicoからunico社への転職から丸1年

2018年に福岡で新しい療育に挑戦するunico事業にジョインし、1ヶ月経たずに長女が生まれ、夜泣き疲れて眠い目を擦りながら始まった、今の仕事ももうすぐ6年。

つまりもうすぐ長女も6歳。2個下の次女と喧嘩したり遊んだり。先日は保育園の男の子と「将来結婚する!」とかなんとか、少女漫画みたいなアオハルな園生活を楽しんでいるようですが、まあそれも、彼女なりの本音と建前。6歳には6歳なりのいろんな悩みや葛藤があるようで、僕もわかった気にならずにちゃんと話を聴こうと反省する日々です。でもパパは結婚の話は早いと思うのね、結婚は。

実はこのおよそ1年前の春。僕の仕事場は、ウェルモ社のunico事業から、M&Aにより上場企業LITALICO社のグループ企業になりました。

サラッと言いましたがもう一度言いますと「事業」から「企業」になったものですから、会社として必要な様々な機能をちゃんとつくりあげる必要がありました。14拠点に分散する100人組織を会社として成り立たせようという話です。

成り行きの役回りとはいえ、僕もコーポレート部門のマネージャとして、それなりに責任があります。unico社としての会社機能の構築と、グループに参画後のPMIを同時並行で、どげんかせんといかん!状態。

ウェルモとのお別れも寂しかったけど、個人的にはそれどころじゃなかった(苦笑)

有り難いことに、LITALICOグループの各部門のみなさんが優しく優秀な方ばかりで本当に助けられまくりながら、ようやっと1年間が経過し、なんとか福岡のイチ中小企業として、企業活動を続けていく骨組みは出来てきたのかなぁと、少しホッとしています。

何より一番は、M&A前後でunicoの子どもたちへのサービス提供に影響を及ぼさず、これまでと同じようにunicoに来て楽しく過ごしてもらうことでしたが、それぞれ教室の職員の皆さん踏ん張りのおかげで、そして何より、こういった変更にご理解ご協力を頂きunicoを選んでくださる親御様、子どもたちのおかげで、こうやって今もunicoを届け続けることができています。本当に感謝です。

そういえば、新卒で入社した企業は内定もらった直後に上場企業グループに参画したなぁと思い出しつつ、あの頃の先輩達はPMIとか、きっとこういうの大変だったんだろうなぁと、今だからこそ思い及ぶところもあります。

法人格も変わりましたから、まさにタイトルに書いた通り、unicoからunico社への転職。不思議な経験でした。

とは言いながら、ここまでのunico社の成立に奔走したのと同じくらい、あるいはそれ以上に、実は、事業にもコミットした1年でした。

「unicoパートナーシップ」という僕らのフランチャイズ事業にとって、2023年度はまさに元年と言える飛躍の年。僕も開業支援担当として沢山の素敵なオーナーの皆さんとの御縁を頂き、共に開業に向けててんやわんや開業に向け実務にあたりました。

6月には第一号教室となる児童発達支援unico浦和が開設。8月には同じ九州隣県の大分県にunico大分。そして年末には名古屋に一つ、都内八王子に一つ。年明けて2月にはなんと長野県の軽井沢にも。
そして今年度春には、大分2号目教室に加え、世田谷、川崎市と関東圏拡充し、北は札幌市にも開設しました。7月には北区と練馬区にさらに開設予定。日本中にunicoを広めていく第一歩を踏み出した1年でした。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000123248.html

直営ではなくてフランチャイズによる展開を選んだ理由は色々ありますが、目的はいつでも「子どもたちの可能性を解放する」ため。想いに共感頂ける全国各地のオーナーさんに仲間になって頂き、もっと多くの子どもたちにunicoを届けたい。unicoの大切にしている考え方が、もっと社会に広まっていってほしい。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが本当にそこがど真ん中で、子どもたちの可能性を解放するために仕事をしています。

子どもたちと自然に対等に関わるunicoの魅力。言語的表現が好きな人にはホームページを、非言語的表現が好きな人には、公式ミュージックビデオをお勧めしています。左脳派も右脳派もぜひ見てみてほしいです。

▼左脳派
https://unico-jp.net/

▼右脳派
https://youtu.be/YX0MaWYU6UM

「綺麗事で勝つ」というのはウェルモ時代によく聞いた大好きな言葉で、今もそう思って仕事をしています。が、もう少し踏み込んで考えると、勝ち負けはそもそも特定のルールの中で起こるもの。最近強く思うのは、今のそのルールそのものを変えていかなきゃ始まらないなと。

僕らも、今年度の3,4月の福祉関連法令の大幅制度改定を戦々恐々と迎えた福祉事業者のひとつでしたが、社会保障財源が限られている日本において、福祉事業の給付ルールが、より綿密で細分化された予算配分に傾倒するのは、ごくごく自然なこと。

事業者としてしんどいのは事実ですが、これは構造の問題だと思っています。複数のステークホルダーに気を遣いながら期限ギリギリまでなんとかかんとか最大公約数を探し続けたであろう官僚のみなさん、本当にお疲れ様でした。

とはいっても、どんどん複雑化し、あちこちに制度矛盾を抱えながら更新されゆく制度体系に、既存のルールを拡張していく方針の限界を感じざるも得ません。そして、教育や福祉の領域は、部分的には勿論可能だし推進したいながらも、全面的に市場原理に乗っけられないのもまた事実。

最近はビジネス書だけでなく公共政策の本も読んでみたり、市議会の傍聴に行ってみたり、政策や政治というアプローチに興味を持つようにもなりました。未だ全然答えは見つかりそうもないですが、既存ルールの中で勝つことよりも、ルールをよりよく変えていくことの方が、僕らの社会をもっと豊かに素晴らしいものにするために、必要なことのように思うのです。

そんなこんな、マクロな社会への課題意識は持ちつつも、まずは目下、目の前のお仕事を粛々と。

一緒に働く仲間も、引き続き募集しています。
「そろそろ福岡戻ろっかな」
「子どもに関わる仕事、やりたかったんだよな」「教育関連でソーシャルな仕事をやりたいな」
そんな方がいましたらお声がけください。
福岡で、子どもに関わる事業者として、手前味噌ながら、弊社は最高だと思いますし、
社内でも社外でもない「社中」という言葉が僕は好きなのですが、まさにその社中チックな繋がりとして、ひとつでも想いや価値観を共に語り合えるご縁があれば嬉しく思います。

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イッチー/伊地知 悟
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