衝撃を受けた大企業イノベーション②(2023年の経済同友会レポート)
連日の投稿になります。
私が衝撃を受けて痺れた😤😤😤「大企業イノベーション」に関するレポートと、その中の金言をご紹介します。
昨日は10年前のピーチ×デロイトの対談記事をご紹介しました。
第二回目である今回は、経済同友会が2023年5月に取りまとめた、
日本企業のイノベーション創出に向けた経営者への提言
~経営者による「イノベーション宣言」~ をご紹介します。
※今回は後半にお宝がザクザク登場します。
レポートの主題
大企業のイノベーション創出課題/問題が15個に大分されています。
p.4で真っ先に挙げられているのが、(1)存在意義・理念の他人事問題。
これは私の課題意識とぴったり合致します。
そしてp.5では経営者は「ストーリーテラー」である必要があるとあります。
下記の2023年4月頭のnote投稿にて、
パナソニックの根本的な経営課題は?
への私の答えは「経営基本方針を実践・体現出来ていない」。
この考えは今も変わりません。
そして、私がマネジメントとして最も大事だと思っていることが、
経営とは感動を与えることであり“Inspire”。
上記の経営者は「ストーリーテラー」である必要があると符合しています。
2023年4月から私自身、他人事にせずに、ギアを入れ替え、経営基本方針の実践に向き合ってきました。
(次回のnoteではそちらを詳しくご紹介したいと思っています。)
レポートでは15個の課題/問題に対して、対応方針と事例が丁寧に取り上げられ「経営者の備えるべき経験・能力・考え方」も整理されています。
「おわりに」の後に、お宝登場
色々学びはあるのですが、
個人的にはあまりワクワクしない感は否めない😅
が、実はこのレポート、
「おわりに」の後にお宝がザクザク出てくるんです😂😂😂
なんというボーナスステージの設計🤣
ボーナスステージ、それは経営トップ自らのイノベーション宣言です。
キレイに作り込まれて素敵な台本になっている株主総会などでのプレゼン資料ではなく、経営トップの「素の」ことば、想いが並んでいます。
そうです。なんと前回取り上げさせていただきました「ANA井上慎一社長」がイノベーション宣言に名を連ねていらっしゃるのです😂😂😂
2023年のANA井上社長のイノベーション宣言
昨日noteに投稿した10年前のピーチ×デロイトの対談記事では、
ピーチアビエーションの社長だった井上慎一さん。
10年の時を経てー
ANAの社長になられて、イノベーション宣言をされているのです。
それだけで胸が熱くなるのですが・・
中身を見ていきましょう。
ロイヤルカスタマーを増やすための3つの打ち手としてー
1.エアラインビジネスのカバレッジ拡大
2.FSCとLCCの二刀流
3.顧客接点の拡大
1つ目と3つ目は戦略の定石でもあり差別化は難しい。
明らかにユニークなのが2つ目。
10年を経たイノベーション進化論
では、LCC(ピーチ)の知見とはいったい何なのか?
井上社長は、制約だらけの環境下でゼロから立上げ「やりくり経営」を展開し、低コストながら高収益を実現してきたこととしています。
井上社長は10年前の記事中、下記のように語っています。
10年前の記事の内容なのにブレがなく一貫しています。
そして、LCCで勝つためのビジネスモデルが、
10年の時を経てー
ANA本体を進化させるためのビジネスモデルに進化しています。
出島型で新規事業を創出し伸びゆく新産業のリーダーになり、
そこで培った能力や人材が本業自体の変革・進化を主導していくー
というストーリーです。
ここまでで感動でお腹いっぱい感はあるのですが、
最後にダメ押しがあります😤😤😤😤
最後に描かれたANAワンダーランド
旅には欠かせないお土産、通信、レンタカー、保険などだけにとどまらず、健康・美容、不動産、セカンドライフなど、航空・旅行と同じサイズのボックスで描かれている。
それらを繋げて顧客の回遊(深い顧客満足)に誘うのが
4つのプラットフォーム機能
・ANAマイレージクラブプログラム機能
・決済機能
・データベースマーケティング機能
・顧客コミュニケーション・チャネル機能
既に、まだ絵空事にも見えかねないこのワンダーランド構想を、
泥だらけになりながらも愉しみながら具現化し、
次の世代にバトンを繋いでいく人たちの物語は既に始まっている😎
更に10年後の進化・変化に目が離せない。
今回はここまでです。
最後まで読んで下さり誠に有難うございます🙇
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