ビジネス情報・データ集! 新規ビジネスを考える
ビジネス情報・データ集! 「新規ビジネスを考える」
ガイドを始めようと思う貴方がビジネスとして
必要なスキルを紹介します
すでにガイド活動中に方にも役立ちます
ビジネスの元となるデータ集です
私の信念はガイドを増やすことで地球環境の
保全をする事です
「新規ビジネスを考える」
業界をイノベーションするために新規ビジネス
を検討します
(企画します)
<目次>
1現状について(新規ビジネスの必要性)
2社会的課題は何か?
3逆転の発想
4高齢富裕層のニーズは何か?
5国内の健康的に関するデータ
6国内の危急時関連対策データ
7安全管理ビジネスの必要性
8登山ガイドの優位性
9まとめ
1現状について(新規ビジネスの必要性)
コロナパンデミックでガイド業界(観光業界)
は壊滅的な打撃を受けました
ほとんどのガイドは仕事がなく、ほぼ失業状態
でした
現在は多少回復したと思われますが
私の実感としては打撃を受けたままの状態が続
いていると思います
知り合いのガイド(専業)では廃業した方もた
くさんいます
アルバイト的な仕事を併用しながら細々とガイ
ド業を継続している方ばかりです
重要なのはこの状態が元に戻るか?
と言うことですが
「私は元に戻らないと思っています」
コロナパンデミックが転換期でしたが、
コロナ収束後の敵は「物価の高騰」であり経済
的な低迷(不況)です
さらに付随してウクライナやパレスチナ紛争も
要因となり、現在の日本には閉塞感が拡大して
います
少子高齢化、格差社会の拡大、年金制度の崩壊
(年金受給額が少なすぎる)
このような社会的な現状があり、将来に希望が
持てません
若者はもちろん、高齢の先輩方においても富裕
層を除いては将来的な不安や閉塞感、絶望感から
「お金を使おう!」
「レジャーを楽しもう!」
と言う気になれないためです
そこでガイド技術を生かした新規ビジネスを展
開する必要性があります
2社会的課題は何か?
国内における社会的課題はたくさんあると思い
ますがガイドビジネス(観光ビジネス)に関連
する課題として考えた場合、「高齢化」と「格差」
が大きいと考えます
「高齢化」とは国内は高齢者が多い(若者が少な
い)と言うことです
国内の高齢化率は過去最高で29,1%(2023.9.17)
10人に一人が80歳以上(総務省調べ)
「格差」とは世界的に収入の格差が拡大しており
国内においても中間層が減少し、富裕層と低所得
者層の二つに分類される傾向となっています
このような課題が全ての根源となり社会的な課題
となります
「これを解消する有効な政策はありません」
今後益々進展すると考えられています
3逆転の発想
上記に記載した社会的課題については残念ながら
解決、改善の見込みはありません
そこでガイドビジネス(観光ビジネス)を営むた
めにはこれらを対象としたマーケットをターゲッ
トにするしかありません
「いわゆる逆転の発想が必要となります」
ガイドビジネスとして新規展開する場合は高齢者
及び富裕層を対象にせざる得ないと言う結論とな
ります
従来の中間層や50〜60歳代を相手にした場合は
商売にならないという事です
まとめると新規ビジネスのターゲットは高齢の富
裕層という事です
4高齢富裕層のニーズは何か?
高齢富裕層のニーズは何かということを考えた場
合、もちろん個人差や個人的なニーズは多様にあ
ると思いますが共通のニーズとした場合、私は
「健康長生き」と考えます
さらに具体的に検討すると「健康寿命の引き延ばし」
だと考えます
「健康寿命」とは家族や介護の方の力を借りず、自
身の力で生活できる寿命です
これが共通の願いだと考えます
さらに具体的な内容としては、健康で元気な高齢富
裕層は登山やゴルフなど今、楽しんでいるレジャー
や活動を少しでも長く継続(楽しむ)ことが希望で
あり、それを行うことで「健康寿命を引き延ばせる」
と考えます
逆に申し上げると大好きな趣味や運動を楽しむこと
ができなければ生きている意味がない(家族に迷惑
をかける)と思います
インドア的な趣味も良いと考えますが、身体的な健
康をベースに考えた場合、運動を伴う趣味が良い
(必要)と考えます
「フレイル」
最近多く目にするキーワードですが「フレイル」と
はわかりやすく言えば
「加齢による心身が老い衰えた状態」のことです
しかし「フレイル」は早く介入して対策を行えば健
康に戻る可能性がある
(健康長寿ネットH Pより)
登山ガイドとして
この対策をサポートするのがこの事業はないか?
「そこにビジネスチャンスが生まれるかもしれま
せん」
5国内の健康的に関するデータ
国内の健康に関するデータを紹介します
⚫︎脳疾患発生について
厚生労働省「患者調査」では、2020(令和2)年
の脳血管疾患の患者数は174.2万人
(男性94.1万人・女性80.1万人)になっています。
性・年齢別にみると、男性の70歳代(36.5万人)、
女性の80歳以上(36.1万人)で患者数が多くなっ
ています。
⚫︎心筋梗塞発生について
国内にて心臓突然死で亡くなる方は年間7万人を
越える
⚫︎国内認知症について
「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に
関する研究」の推計では、
65歳以上の認知症患者数は2020年に約602万人、
2025年には約675万人(有病率18.5%)と5.4人
に1人程度が認知症になると予測されています。
⚫︎高齢者の転倒について
令和元年人口動態統計(厚生労働省)によれば、
高齢者の転倒・転落・墜落による死亡者数は
8,774人で、交通事故による死亡者数の3倍以
上となります。
厚生省のデータによれば転倒による骨折から寝
たきりになる可能性が13,1%です
6国内の危急時対策データ
国内における危急時対策に県連するデータを
紹介します
⚫︎救急車について
総務省令和4年版の報告書によれば
現場到着所要時間は全国平均で約 9.4 分
(前年約 8.9 分)、病院収容所要時間は全国
平均約 42.8 分 (前年約 40.6 分)となった。
国内では過疎地や自然公園付近では119番通報
しても救急車が到着するまで2時間以上かかる
場所が数多くある
そもそもアウトドア活動を楽しむ場所には道が
ない(救急車はやってこない)
⚫︎国内の携帯電話利用について
政府発表によれば、政府はH23年度までに国内
で圏外をなくす方針ですが、山岳エリアや起伏
の激しい場所ではつながらない場所も多いのが
実情である
⚫︎AED設置数について
厚生労働科学研究データベースによれば
現在、日本国内に設置されているAEDの台数は推
定約60万台と言われており、これは、世界No. 1
普及率となっています。
しかし、日本ではAEDを設置した場所の登録が義
務化されていないため、どこにAEDがあるか把握
しきれない、
十分に活用できていないという現状があります
7安全管理ビジネスの必要性
上記のデータにより想定できるのは、国内にて
登山等のアウトドア活動を楽しむ際、自身の持
病リスクや体力リスクを考えた場合若い世代に
とってはリスクが低いため、それほど気にしま
せんが「リスクが高い高齢者にとってはかなり
心配である」と考えます
危急時関連データにおいても安心できないと思
っています
その中でお金に余裕がある富裕層は
「お金をかけてもリスクを下げたい」と
願うハズです
要するに
「お金を支払い安全管理をしてもらう」
安全管理ビジネスの必要性が生まれます
8登山ガイドの優位性
安全管理のスペシャリストといえば登山
のガイドです
気象条件や地形などからリスクを計測し
数値化(リスクアセスメント)し現場にお
いても注意喚起の声がけやサポート、さら
に危険箇所通過時にはロープワークで補助
します
万が一アクシデントが起こった際にも、応
急手当てや搬送、さらに救助要請もバッチリ
です
そのためこのビジネスでは圧倒的に登山ガイ
ドに優位性があります
「登山ガイドにしかこのサービスは提供でき
ません」
ライバルに想定されるのは「防災士」や
「警備員」となりますが彼らは登山やアウト
ドア活動に同行できません
9まとめ
今回は新規ビジネスについて考え記事にして
みましたが登山ガイドの仕事が減っていく中
で新規ビジネスプランとしては安全管理を生
かしたサービスの提供が浮かび上がり記事に
して みました
これがベストであると思ってはいませんが、
他にも自然解説や山岳の知識、情報提供ビジ
ネス、登山アプリ等の開発、映像提供、ホスピ
タリティ、コミュニケーションを生かしたビジ
ネスプランが考えられます
是非皆様も考えて見てください!
ただし、重要なのはプランではなく集客(営業)
のスキルです
登山ガイドと同じです
資格を取得してもお客を集めなくては登山ガイド
はできません
「よろしくお願いします」
最後までお読みいただきありがとうございます
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「感謝します」
END