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東京からRENEW2022(福井)に参加したら、また来年行きたくなった。

もしあなたが...

  • 普段使っている器やカップで、もっと美味しくご飯(お酒)を味わいたいと思っていたり

  • 日常的にメガネを使っていて、もっとメガネへの愛を高めたいと思っていたり

  • 伝統や歴史のある物や場所への思いが熱い人たちと繋がりたいと思っていたり

  • 目新しいものに興味があり、今までと違った価値があるものを手にしたいと思っていたり

他にも色々あるけれど、福井県のこのイベント「RENEW」は、今までは見えていなかった新しい景色を見つけることが出来るはずです。

「RENEW(リニュー)」は、福井県鯖江市・越前市・越前町で開催される、持続可能な地域づくりを目指した工房見学イベントです。会期中は、越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼・眼鏡・繊維の7産地の工房・企業を一斉開放し、見学やワークショップを通じて、一般の人々が作り手の想いや背景を知り、技術を体験しながら商品の購入を楽しめます。また、RENEWでは狭義の産業観光だけにとどまらず、社会的意義の高い活動を行う全国各地のローカルプレーヤーが産地に集うマーケット「まち/ひと/しごと -Localism Expo Fukui-」も開催予定。国内最大規模となる一大イベントを、ぜひご堪能ください。

RENEW公式から:https://renew-fukui.com/about/

普段中々立ち入ることが出来ない工房を見て、普段、話す機会がない作り手の熱い思いや背景を聞き、普段触れている物を自身で作る体験が出来るイベントです。  このイベントを教えてくれた鯖江出身の同僚に心から感謝です。

人生初、福井県に行くことになり、鯖江という街を知り越前の伝統工芸や新しい世界を知る機会になりました。
これまで伝統工芸に興味をもっていない単なる好奇心でしかなかったのに、、、めちゃくちゃ楽しくて、ワクワク出来て、新しい価値観を得ることが出来ました!もっとたくさんの人に知ってもらいたい!と、初noteを書くに至った次第です。

こんなところが良かったよ!

繰り返しになりますが、普段は入ることが出来ない手仕事の工房を見学できる!しかも、結構、熱烈な解説付き!

新しいことを知ることは、これまで見えていなかった景色が見えること。
もしあなたの手にあるメガネが鯖江のメガネだったのなら、それは何百とある工程を経て手元にあるのです。伝統の手法と、職人の手仕事。その工程ひとつひとつに意味があり、試行錯誤の歴史があり、その連なりで商品が生まれていることを感じさせてもらいました。
伝統工芸の工房、職人と話す…何だか少し肩に力が入りそうだけれど、とても親しみやすく、そして熱をもって色々と教えてくれました。どんな技で作られているのか、これまでどんな歴史があったのか、そして作られる過程を見せてもらう。そんな体験を通すと、いま使ってるメガネも、器も、手にとった時、新しい景色を感じて気持ちが嬉しくなります!

40年以上使われているドイツ製の印刷機械。故障も少ないらしい。かっこええ。。。

伝統の先に新しい創造が生まれている場所

伝統は決して古いものでなく、職人たちによって磨かれた技と新しい発想が組み合わさり、今までにないものが生まれている場所でもありました。
例えば、眼鏡のフレーム(素材)を扱っているメーカー「KISSO」。
ここでは、フレームで使ってる素材でアクセサリーを作っていました。もちろん昔からアクセサリーを作っていた訳ではなく、10年ほど前からの取り組みとのこと。一体、なぜ素材メーカーがアクセサリーを…そして、こんなステキなものが作れるに至ったストーリーは…。ぜひ、ショップや工房を訪れて聞いてみてください。

とにかくカラフルで可愛い

KISSOの素材は綿花で出来ているので、アレルギーの人でもつけやすい。また、カラフルな模様に彩られた材質(イタリアでデザイン・加工されたものが送られてきます)は様々な表情があり、ひとつとして同じものがありません。滑らかな手触り感もとても優しいです!

老若男女、いろんな世代、地域の人がこの場を楽しんでいる。

「来たれ若人、ものづくりのまちへ」とサブタイトル?に書いてあります。
もちろん若い人が沢山関わっているし、スタッフも若い人が多く、生き生きと動いています。福井ナンバーの車も多いです。
若人だけでなく、むしろ老若男女、家族連れ、様々な人達がこのイベントを楽しんでします。地域も福井だけでなく、関西圏はもちろん、ぼくのように東京から来ている人や北は北海道からも、本当に様々な地域の人達が楽しみに来ている。

漆器を手に取り、そこに好きな日本酒でも注いでるところを想像しているのか?
和紙の手触り、色鮮やかな文様に何を見ているのか?
ひとつとして同じ柄のないアクセサリーから自分のお気に入りを探していたり。。。
みんな、思い思いに楽しんでいました。
新しい発見があり、みんないい笑顔です。

産地の器で飲めるドリンクスタンド。この青いカップは漆器久太郎の「KyutaroBlue」。木の手触り感と、鮮やかな青と木目の文様が気にいって、お買い上げしました!そして、愛用してます!


工房やショップを楽しむためのインフラも整えられてます!

車がなくても、格安で嬉しいタクシーチケットがある! 

公式から引用

会場は鯖江市、越前町、越前市で開催されています。その中でいくつかのエリアに別れています。当然徒歩では回れず、、、でも、大丈夫。エリア間の移動が500円のタクシーチケット (市をまたぐ場合は2枚必要) でできます。かなりお得。 しかも、タクシーの運ちゃんに美味しい「おろし蕎麦」のお店を教えてもらえました(福井の郷土料理でめちゃくちゃ美味いです。)

大根おろしをぶっかけて食べます。大根の辛味が癖になります!

独自の電子マネーで簡単会計!&2割お得!

 会期中、paypayみたいな電子マネーを扱っています。 先払いでクーポン・チケットを購入。 6000円分を5000円で買えるのでお得! もちろん期間内に使い切らないといけないのだけど、余った分は鯖江駅そばにある酒屋さんでも使えました。

こんなところが大変だった!

東京駅から鯖江駅まで3時間ちょい(米原経由の場合)

ぐるりと北陸新幹線(こっちだと4時間ちょい)か、東海道新幹線。。。北陸新幹線で金沢乗り換えか、東海道新幹線で米原乗り換え。遠いといえば遠いけど、6時に出れば、9時か、10時に着いちゃう。それだけです。

宿泊場所の確保!

ホテルがない! 行くのを決めたのは1週間前。 もう泊まれる宿がない。。。一泊では当然見きれないので、出来るだけ移動は少なくしたい。 でも、近くの福井市(鯖江駅から北陸本線で20分)にも泊まるとこがなかった。 結果、30分くらい電車で移動して一乗谷へ(おかげでプレオープンの朝倉遺跡センターを楽しめた) 。早めに宿を押さえるのをおすすめします。

見るとこ多すぎ!

どこから見ればいいか分からない。。。 見どころ満載すぎ。 見学できる工房・ショップは、なんと71社!各社の趣向を凝らしたワークショップが51種類!そしてそれぞれの工房がまとまっているエリアは大きく5箇所に分かれている。 最初、MAPをみたとき、多すぎて愕然です。実際、2日かけても見れたのは1/4ぐらいじゃないかな。 一度では味わい尽くせません。

でも、そんな困りごとも大丈夫。スタッフの方にこういうの見たいんだけど。。。って聞くと、丁寧に、そして熱く、どこの工房がおすすめなのか、教えてくれます!

まとめ

一泊二日で訪問しましたが、全然見きれなかったです。 もっと色々みたい!聞きたい!触れたい!と時間の無さにもどかしさを感じていました。だからといって、足早に回っては意味がなく、ひとつずつ丁寧に話を聞いたり、作り手の思い、歴史を感じながら、作られたものに触れる。じんわりと味わうのがいいなと思いました。

これまでの旅行やイベントでは、もう一度同じ場所へ…と思うことは中々ありませんでした。でも、RENEWは違いました。
工房で説明してくれた人、ショップで丁寧に話をしてくれた人、その人達にまた会えたらいいなの気持ちで、行きたくなります。日常の中で鯖江メガネや、漆器を見れば越前漆器とそこに関わる人たちを思い出します。
その場所にもう一度行きたくなるのは「ひと」との繋がりや、その人達が持っている「思い」だと改めて感じました。
RENEWには来年も必ず行くだろうし、次回はもっと楽しくなる予感しかしません!

初noteでとても稚拙なレビューで、こんなんで魅力が伝わるか心配ですが、誰かが少しでも興味を持って、RENEWや福井の人たちに繋がると嬉しいです。
福井に1回しか行ったことない身で何をいうか。。。かもしれませんが。
福井を、鯖江市を訪れた時、あなたにとって新しい景色が出来ていると嬉しいです。

RENEW2022のあともこんなイベントをやってるようなので、近い人は羨ましい!
https://renew-fukui.com/tour2022/

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